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山深くなってきました
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「新島々バスターミナル(BT)」を出発して10分程、梓川の流れがはるか下に見えます
地図上の標高は778m、BTから70mほど上ってきました

車窓左側には「稲核(いねこき)ダム」の突堤が見えます。
稲核ダムの堤高が60mなので、それに近い深さの谷になっているのかも・・・。

「稲核ダム」は安曇3ダムのひとつで、
更に上流側3km先に「水殿(みどの)ダム」、6km先に「奈川渡(ながわど)ダム」と続きます。
「水殿ダム」の先は
鵬雲崎(ほううんざき)・・・対岸の山稜からダム湖水面まで
高低差900mの斜面です。ダム湖が無ければ、更に深い谷が見えた筈。

上高地への車窓は、大正池を見るならば左側の座席ですが、ダムを見るのなら右側がベター
・・・今回は大正池を選んで、左側にしたのでダムの写真はお預けです
ただ、コンクリートアーチ式ダムとして国内3位の高さ(155m)の
奈川渡ダムの姿も捨てがたい・・・悩み所です

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標高は990m、稲核ダムから220m、新島々BTから280m上ってきています
安曇3ダムの最後「奈川渡ダム」は突堤が国道になっています
車窓左側にはダム湖の梓湖が広がります。
右側では堤高155mの迫力あるダムアーチが望めている筈

この突堤の手前にある「入山(にゅうやま)トンネル」(372m)の内部で
「野麦街道」が分岐して、「ああ野麦峠」で有名な野麦峠へ向かいます
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蛇足ですが、分岐して上高地方面へ向かうトンネルは「新入山トンネル」
・・・ダム工事終了に伴い、掘られたようです

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奈川渡ダムの突堤を渡り、977mの「奈川渡トンネル」、
330mの「すいどうざわトンネル」を抜けても、車窓左側に「梓湖」が広がります。
この先には、1285mの「親子滝トンネル」とトンネルも連続・・・
その「親子滝」を車窓から探してみるも、見つかりません
(ダム湖に沈んでしまったそうです

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長さ615mの「前川渡トンネル」を抜けると、乗鞍高原への分岐点「前川渡」です
上高地側から来た場合、この分岐は右折禁止になっています
なので、直進して「前川渡トンネル」を抜けた先の転回スペースでUターンをする方式
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分岐を過ぎたバスは、すぐに735mの「木賊(とくさ)トンネル」を通過し、
日向窪(ひなたくぼ)橋を渡ります・・・エメラルドグリーンの梓湖がここまで伸びています

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長さ150mの日向窪トンネルを抜けて、「うすゆき橋」(290m)を渡ります

この「うすゆき橋」を含む「うすゆきバイパス」は平成17年7月に発生した土砂崩落
国道が不通。新たに架けた「梓湖大橋」と共に平成20年に完成したばかり

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マイカー規制用の駐車スペースの広がる「沢渡(さわんど)を過ぎると
梓川の川幅も大分、狭くなってきます
「沢渡」の標高は約1000m、「新島々BT」から300m上ってきました

右側の岩肌は旧国道の側壁です・・・山岳道路のこの国道は崩壊等の災害も多く、
新たにトンネルや橋のルートに変更された箇所が数多くあります

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梓川の流れも早くなっています
写真右の先の方に電柱や柵のような人工物が見えます
あれも旧道の跡かもしれません
現在の国道は、「赤怒谷(あかぬたに)トンネル」(396m)で抜けていきます
時刻表では、あと20分で終点「上高地BT]に到着となる筈・・・

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「中の湯」です
国道158号線は左折方向、上高地は真っ直ぐ進み「新・釜トンネル」へ入ります

直進側にはゲートがあって、係員が常駐・・・上高地側への進入を規制します
左手の小屋は「中の湯温泉旅館」のお店
路線バスで来た場合、このお店で旅館の車を呼んでもらいます

以前はこのT字路の梓川対岸に「中の湯温泉」があり、
露天風呂の様子もバス車窓から見えたものでした
しかし平成7年、安房トンネルでの水蒸気爆発で土砂崩れと雪崩が発生
中の湯温泉は200mほど高い場所に移転となりました(現在地は下記地図に)

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約4分かかって、「新・釜トンネル」の出口が見えてきました
「新・釜トンネル」の開通は平成17年・・・前回、訪れた際は新トンネルを通りましたが
学生の頃は、「旧・釜トンネル」を通りました。

「旧」は長さ513mと短いですが、巾2.3m、高さ3.7mとバス1台がギリギリ
当然、すれ違いが出来ず、出入口の信号で片方ずつ進入するので、
通過時間的にもネックになっていました(信号待ちが約15分)
傾斜も最大16.5%と急坂の上、内部にクランク状の急カーブ、またトンネル前後は
洞門となっている危険な道でした(平成時代にも土砂崩れでロックシェッドが潰れる事故が発生)
昭和の頃、「力の無い車、運転に自信の無い方、ご遠慮ください」と掲げられていたそうです

「新」トンネルは、長さ1310m、巾7m、高さ4.7mと対面交通が可能となりましたが
勾配は11%とかなりのもの(中の湯口が標高1315m、上高地側が1460mと高低差が145m)
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「新」トンネル開通後も平成23年の集中豪雨時、土石流がトンネルに浸入、
泥や岩が中の湯口から流れ出る災害が発生・・・約1週間通行止めとなったそうです

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トンネルから出ると、狭い谷あいから空が広がる広い谷に・・・。
大規模な崩壊を見せる斜面の先に「焼岳(やけだけ)」(2455m)の頂上部が見えます

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活火山の「焼岳」
明治44年の小爆発で、関東地方でも降灰を観測
大正4年の大爆発で、泥流が梓川を堰き止めて、大正池を形成
昭和37年の水蒸気爆発の火山灰が旧焼岳小屋を押しつぶし、負傷者が発生
平成7年の安房トンネル現場で水蒸気爆発。発生した泥流で4名が死亡

各時代に活動・・・現在も、気象庁の「常時観測火山」に指定されています

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梓川が堰き止められて出来た「大正池」が広がってきました

穂高連峰も見えてきました

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「大正池」から10分、「上高地BT]に到着します
駐車場には沢山の大型バスが停車中

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バス床下に積んだバッグを受け取って
まずは宿泊予定のホテルへ向かいます

チェックインはまだですが、バッグを預かってもらいます


訪問日:2015年7月25~26日
つづく

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2015.08.02 


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