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「護摩窟」（ごまくつ）
よく海岸で見るような浸食された岩肌を更にくりぬいて安置されています
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上を見ると、オーバーハングした岩が・・・
それが更に崖上まで連続しています

以前、栃木県大谷で見た｢大谷寺」の屋根上の岩盤にも似ている気がします
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木々の間から東京湾が望めます

手前の岬の先に見える街並みは、「保田」の次駅、「安房勝山」の市街地・・・かな？
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急な階段が続きます

下りだから気楽だけど、上りだったら、泣きがはいっていたかも
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「日本寺」境内への出入口となる「管理所」は５箇所あるようです

そのうちのひとつ「大仏口管理所」を右手に見て、更に下った所に「通天窟」（つうてんくつ）

「窟」と称するように岩壁を掘り抜いてお社を作った風・・・
屋根上には草木が生えています
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その内部・・・３体の像
「当山曹洞九世高雅愚伝禅師と道元禅師、瑩山禅師を祀る」そうです
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「百躰不動」（ひゃくたいふどう）

倒れてしまったり、表面が風化？してしまったり・・・
次第に埋もれていくのでしょうか
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大仏と表参道の分岐点に置かれていた「達磨石」

どこから見ても「達磨」に見えるそうですが・・・
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「達磨石」のすぐ隣には「大蘇鉄」（おおそてつ）・・・樹齢八百余年

石橋山の戦いで敗れた「源頼朝」が房州に逃れた際
自ら手植えしたと言われるそうです

蘇鉄の葉の間に石仏が安置・・・頼朝公が武運祈願をしたのかも
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夏目漱石、正岡子規もこの鋸山を訪れたそうです
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「乾坤稲荷」（けんこんいなり）

「鋸山　日本寺」の山号が「乾坤山」・・・その名を冠するお稲荷さんです
こちらも大きな岩をくり抜いて、祀られています
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「薬師本殿　医王殿」
屋根左上に、鋸山のひとつのピークが見えています
あの辺りから下ってきたのでしょう

もう麓・・・かと思ったら、まだ標高１５０ｍ辺り
「達磨石」付近から、再び上り傾斜が続いています
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「大黒堂」
空海（弘法大師）が彫った「大黒天」が祀られているそうです

先の「薬師本殿」もですが、造りが新しい建築物です

１３００年の歴史の中、戦火や火災による荒廃と復興を繰り返してきたそうです
最も新しい時期では・・・昭和１４年、登山者の失火により、
山火事が発生して本堂を含む建造物や仏像が焼失

すぐに復興計画が立てられたそうですが、第二次世界大戦時
鋸山が軍の要塞となり、計画が頓挫・・・現在も復興の途中なのだとか
（拝観料６００円もその資金の一部になっているそうです）
当初、ちょっと高めだなあっと思ったのですが・・・それなら了解ですね
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ほぼ、施設を網羅したルートを取れたと自画自賛
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訪問日：２０１６年１０月１５日
つづく（全１３回）
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