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岐阜駅に到着しました
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「ワイドビューひだ3」号は岐阜駅に停車中
東海道本線で先行列車の遅れで、こちらも3分ほど遅れての到着でした

ここからは進行方向が逆に・・・最後尾だった10号車の
グリーン車が先頭になり、先頭だった1号車が最後尾
グリーン席のお客さんが飛騨の渓谷美を先頭で味わえるようになってます

15分ほど先頭気分を味わってきた私も席の向きを方向転換
この列車の一番後ろとなりました
あえて席の向きを変えずに、後方展望を楽しんでもと思ったのですが
運転席だった所は車掌室となって、車掌さんが居て・・・
お互いに顔を見合わせるのは、やはり変

9時7分・・・4分遅れで発車します
単線の高山本線は、高架の東海道本線の複線の線路の間を地上へ降りていきます

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犬山城を撮ったのに・・・電信柱がかぶってしまいました

岐阜駅を出ると、真東の方向へ進みます
地図を見ると、名古屋から北西に進んでから向きを変えて東へ
・・・逆L字形に迂回した形
名古屋から犬山へ向かう名鉄犬山線だと、鵜沼駅まで30.1km
岐阜経由のJR線だと47.9km・・・やはり遠回りですね

なので、昔には名鉄線からの乗り入れ特急が走っていましたね

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岐阜駅を出て、最初の停車駅、美濃太田です・・・
単線区間が続くので回復が出来ずに4分遅れのまま

私の脳内想定では、この辺りで雪景色の筈なのですが・・・
月曜の雪が残ってた東京よりも少ないぞ

うっすら太陽も見えてるし・・・

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分岐するのは、JR太多(たいた)線・・・JR中央線の多治見駅と結びます
ベタですが、美濃太田の「太」、多治見の「多」が線名の由来

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美濃太田駅から先は飛騨川沿いを走行します
写真右側が下流・・・この先で木曽川に合流

先に見える橋梁は、「東海環状道」
この辺り・・・道にも雪がありません

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上麻生駅を過ぎ、白川口駅に向かいます・・・地図内ポイントA

ゆったりとした飛騨川の姿が変わり、険しい渓谷が続く一帯・・・「飛水峡」です

1968年8月11日、集中豪雨により、この区間の高山本線の線路も崩壊

その頃、名古屋から乗鞍・高山観光の団体バスが豪雨のため予定変更して帰路に
ついていましたが、国道41号線でも相次いで崖崩れが発生
前後を塞がれて立ち往生していたバスの車列に、崖上から巨大な土砂崩れ・・・
バス2台が飛騨川へ転落した「
飛騨川バス転落事故」が発生した場所です

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放流中の「上麻生堰堤(ダム)」・・・地図内ポイントB

バス転落後、救助作業も難航。行方不明者捜索の為、この「上麻生堰堤(ダム)」と
もうひとつのダムの放流を停止・・・水がひいた間に捜索する処置がとられました

増水した川に転落した2台のバスの乗員・乗客104人が死亡(内、9名が未発見)、
翌日には、はるか下流の伊勢湾・知多半島に漂着した遺体もあったそうです


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車掌さんが居ない時は後方展望・・・線路の雪も目立ってきました

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飛騨金山駅から焼石駅へ向かっています
「第2益田川橋梁」で飛騨川と国道をオーバークロス・・・地図内ポイントC

元来、飛騨川は金山町の「金山橋」以南の呼称で、以北は「益田川(ましたかわ)」と
呼ばれていたそうで、その名残りです(現在、河川法改正で、飛騨川に編入)

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「下原ダム」・・・地図内ポイントD

ひだ号は「中山七里」と呼ばれる渓谷沿いに走行中・・・
上流の下呂市の「帯雲橋」から金山町の境橋まで約28km続く渓谷です


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ダム湖に沿って走ります・・・地図内ポイントE

この辺りは進行左側の車窓の方が良いですが、
今回は、最後尾席も後方展望が楽しめるので良いですね~
(前回の高山本線の旅では右側の座席でしたので、
今回は旅行社に左側座席の確保をお願いしました)


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高山本線にかかる飛騨川の鉄橋は24ヶ所・・・
下り列車の場合、若干、右側車窓の方が川の風景が多いですが
24回も橋を渡るので、左側も結構、楽しめます・・・地図内ポイントF

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対岸の国道41号線に大きな橋がかかっています
「不動橋」です・・・地図内ポイントG

この橋の上流800m付近にかかる「帯雲橋」が「中山七里」の上流点

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渓谷が広がり、建物が数多く見えてきました

「日本三名泉」のひとつ、下呂温泉街です

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10時19分、下呂駅に到着しました
快調に飛ばしてきたと思ったのですが、6分遅れ
単線なので、対向列車の遅れも影響しているようです

地表に雪がありますが、ここも予想外に少ない感じ
・・・雪見の旅は大丈夫なのでしょうか


訪問日:2016年1月23~24日
つづく

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2016.02.02 


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