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江戸系「翠映」早中生

江戸中期、葛飾堀切に初のハナショウブ園が開かれ、以後、多くの品種が作出されたとか
・・・日本の栽培品種の基礎となったのが「江戸系」だそうです
「早中生」・・・花期は6月上旬から中旬
(花期の分類表記が同じでも、地域により差があるようです)

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江戸系「小町娘」中生

「中生」・・・花期は6月中旬

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東京都下、青梅市にある「吹上しょうぶ公園」

総数で約200種、10万本のハナショウブが咲き誇ります

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「ハナショウブ」と聞くと、群青色系の色合いを想像しますが
白、青、紫、黄、赤紫、更に2色入り、濃淡・・・
また、白筋入り、脈入り、絞り、白筋入りぼかし、覆輪(ふくりん)等々
様々な色合い、組み合わせがあり、言葉で表すのはムズいですね
(覆輪・・・花弁の外縁部が地の色と違う色で縁取られた状態だそうです)

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おたまじゃくしも生活中

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江戸系「朝戸開」中生

20cm近い大きさの花も・・・

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5月5日の端午の節句に入る「しょうぶ湯」

「しょうぶ」の葉をいれてお風呂を沸かしますが、この「しょうぶ」と
「ハナショウブ」は別物なのだそうですね

菖蒲湯の「しょうぶ」はサトイモ科の植物、
一方、「ハナショウブ」はアヤメ科の植物なのだとか・・・
今まで、知りませんでした

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長井系「出羽の里」早生

「早生」・・・花期は6月上旬

山形県長井市で作出されたのが「長井系」ですが、
この「出羽の里」は長井以外で作出された長井古種系・・・なのだそうです

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長井系「村祭」中生

この種も、長井以外作出の長井古種系・・・
系列が同じと知ると、何となく似ている気になってしまいます

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長井系「長井清流」早生

長井以外作出の長井古種系・・・

同じ長井系が3種
似通った色合いですが、濃淡、模様、形がそれぞれ異なります

新しい花を作るには、開花1日めの花の雄しべと雌しべを使用
(昆虫による雑交を避けるためだとか)
交配し、9月に種を収穫、翌春に種蒔きをして、育てます
更にその翌年、開花した中で気に入った花を選ぶ・・・
新しい花を作出するのには、2年かかるようです


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江戸系「扇の的」中晩

紫に白筋、白ぼかし系
「中晩」・・・花期は6月中旬から下旬

そうして増えてきた「ハナショウブ」・・・現在は5000種類となっているそうです

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入園時に比べて、人出も増えてきました

でも、若人は居ないなあ・・・

訪問日:2017年6月17日
つづく
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