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車掌車の隣に置かれているのは、東京の人には馴染みのある電車
営団地下鉄丸ノ内線で走っていましたね
白帯の中に描かれた「サインカーブ」が斬新なデザインでした

行先表示は「西銀座」
現在は「銀座(総合)駅」ですが、日比谷線開業まで、
銀座線の駅と丸ノ内線の駅は分かれていました

「銀座」駅が統合されたのが1964年

東海道新幹線開業、東京オリンピック開催の年ですね

赤い電車が、初めて登場したのが、1953年の300形
300系の増備として、1956年に400形が登場
さらに、400系の増備として、1957年に500形が登場
最後に、6両化用の増備として、1965年に900形が登場

で、この「ポッポの丘」で展示されているのは、1956年製の400形

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そうそう、壁と座席は赤系の色合いでした
・・・今、思うと、かなり派手な色いですね

300形、400形は両運転台タイプ
運転席脇には、来園者のコメントを展示中

小さい子供さん用に玩具も展開中

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丸ノ内線は地上部分の走行区間も多い路線ですが
窓から山の風景が広がる事はなかったですね

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反対側の行先表示は「荻窪」

「荻窪」駅まで延伸したのは1962年

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この「454」車両は、引退時、日本橋三越(デパート)で展示・販売されて
話題になりましたね

目黒区の幼稚園が購入、施設として利用されていたそうですが
園舎改築と共に解体の危機が・・・
しかし、ここ「ポッポの丘」が引取り手となり、保存される事になったそうです

到着時、新品同様に綺麗に塗装がなされましたが
5年経過し、大分、色あせてきた感じです

銚子電鉄車両同様、再び、再塗装を是非・・・

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丸ノ内線400形の隣には・・・「箱根登山鉄道」の車両

子供の頃から、箱根を訪れていたので、多分、何度も乗車した事がある筈
ただ、この塗色の時には乗った事がありません
(昨年、昭和20年台の塗装に戻されていたそうです)

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台車は取り外されたまま・・・仮置き状態ですね
元々は、埼玉県の方が購入・引き取る事になっていたそうです

開園時刻の頃は、外観を見るだけでした

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1時間後、係の方が配置され、内部見学も可能になりました

看板を見ると9月末までの限定公開・・・の筈ですが
引取り手側の準備が遅れているようです

11月になってもまだ仮置き中

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車内に入ります

今年2月に引退したばかりなので、傷みもなく、
まだ現役として、すぐにでも営業運転が出来そうな雰囲気です

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車内ポスターも引退時のまま

1年前の紅葉時に撮った写真でしょうか・・・
もの悲しくなります

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中央に設置された運転台

速度計の最高速度数値が80kmと言うのも
速さより馬力の登山鉄道らしいです

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ドア上の路線案内の掲示も、現役時のまま・・・

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一般の鉄道車両と異なり、登山鉄道には多くの付加機能が・・・
緊急用のレール圧着ブレーキ
ブレーキ時に摩耗を防ぐための撒水装置
さらに小田急線車両乗り入れによる1500V/600Vの副電圧対応

小さな車体でも多機能に対応し続けた、60年間

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共に引退した、丸ノ内線車両と箱根登山鉄道の並びも貴重なシーンです

訪問日:2017年11月04日
つづく
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