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土曜日、朝8時30分・・・来られたのは親方を含め、総勢7名の職人さん

処分する物、残す物の確認をした後、スタート

物置と中身の撤去、庭石の掘り出し
木々の伐採は、早朝なのでチェーンソーは使わず、まずは鋸でスタートです

物置は据え置いただけかと思っていたら、地中にアンカーを打ち込んであって
職人さんたちも四苦八苦

庭石も地表に出ている部分より、地中の方が全然、大きいのですね

一番大きな庭石は、狭くてクレーンが使えず
シートに載せて職人さん4人がかりで一歩ずつ下しながらの移動

支障物が無くなったら、チェーンソーを使い、本格的に幹の切断です

職人さんたちがお昼休みで会社に戻った所で、パチリ

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石の表面の大部分が土まみれ・・・殆どが土の中だったことが判ります

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手前から、モミジ、八重桜、サワラ

枝葉を落とす前に、職人さんに、枝から根が出る事がありますか?と尋ねると
可能性はあるかも・・・と。

サワラや桜、モクレンの芽が出ている枝を選んでくれて
試しに育ててみる事にしました

根が出るまでは水栽培、根が出たら土に植えてください・・・との事

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幹を1mほど残しているのは、揺すりながら抜くのに必要なのだそうです

根元まで切ってしまうと手がかりがなくて、抜けなくなるとか・・・。

抜かずに、根っこをそのままにしておくと、土中に隙間が出来て
白アリの巣になる可能性もあるそうです

写真を撮り終えて、室内に戻って、暫くすると・・・庭から声が。

職人さんがランチ中、親方が一人で来て

抜く前に、お清めをしますと。

木の前に立つと、清めの塩をまき、お酒を注ぎ、深々と礼を・・・。

親方のその姿を見てて、目頭が熱くなってきました

庭師さんの木々に対する姿勢
(これまで樹木を抜いた事はありませんでしたが、
枯れた植物は何度ともなく抜いて、処分・・・。
でも、それまでの姿に御礼をした事はありませんでした。
姿に関係なく、どれもひとつの生命だったのですよね)


それと

小さい頃からずっと一緒に育ってきた木が無くなる事の現実
それらが一気に押し寄せてきて・・・。
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親方が帰ってから、再び、庭へ・・・

表面に、お酒がうっすらとにじんだ、モミジ

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私が生まれて、植えられた八重桜

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サワラの年輪は、何年分なのでしょう

涙で滲んでよく判りませんでした


この姿を目の当たりにすると・・・キツい

撮影日:2019年2月16日
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