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1955年に、4両1編成のみ導入された、小田急電鉄の特急用車両

当時、新型特急電車(SE車3000形)のプランが決定していましたが
既存の特急利用者が増大し、新型登場まで待てず、暫定的に1編成のみ増備された形式

正面は、国鉄80系に似た塗り分けで、塗色は当時の特急色であった紺色と濃黄色
17m車体で全電動車、最高運転速度は110km/h

1955年3月ダイヤ改正で、特急運用開始
1957年7月、SE車運用開始

1959年4月、SE車増備により、特急運用終了及び
2扉セミクロス車に改造し、「準特急」として運用

1963年4月、NSE車運用開始及び準特急が廃止
(2300系は2月より運用から外れ、3扉ロングシート2両2編成に改造、
通勤用として運用開始)

1982年8月、全廃
1982年11月、改造後、「富士急行」に5700形として入線

1993年に1編成、1995年に1編成廃止

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中間車に、客用扉は無く、「2302」端部にトイレ+非常ドア、「2303」端部に放送室+非常ドア

「2303」の中央部(写真反対側)には「喫茶スタンド」が設けられています


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車体中央には、ヤマユリの紋章
(ヤマユリは神奈川県の県花)

その後の特急車両では、車内自動ドアに貼付されました

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前照灯の脇に汽笛、窓上に赤色尾灯、窓下に白色種別表示灯を配置した正面

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紺色と濃黄色の塗り分けは、1910形特急車からの「特急色」として採用

その後、高性能車両にも採用され、SE車による新特急色が
登場以降は、通勤標準色となったそうです

しかし1969年に登場した「5000形」から、ケイプアイボリーの車体色に
ロイヤルブルーの帯の新塗装が通勤車両の標準色に採用

現在、ステンレス車は無塗装ですが、ロイヤルブルーの帯は継承

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先頭車の「2301「と「2304」には1100mmの手動ドアを設置

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この2300形特急の乗車は記憶がありませんが、
子供の頃、小田急電車の塗色はこの2色で馴染みがありました

通勤車両に改造後は、乗車した機会があったと思います

19081102a2.jpg こんな本が手元にあります・・・発刊時の在籍車両の写真集

当時、「小田急」ファンで、この「小田急・京王帝都・西武」版を購入

19081103a2.jpg 昭和44年の発行・・・定価900円は、当時のお小遣いだとかなり高価でした

小田急では「5000形」、西武では「5000系レッドアロー」、「101系」、「E851形」が登場した頃
この本の中でも一部、紹介されました

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通勤車両時代の2300形

その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その
16:383系
その
15:東武1700系
その
14:京王5000系
その
13:EF63形
その
12:キハ181系
その
11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その
:西武E851形

その
:北越急行HK100形
その
:キハ183系500番台
その
:DD54形
その
:EF57形
その
:名鉄キハ8500系
その
:EF71形
:E10形
その
:伊豆急100形


この後も、不定期で更新します/
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2019.10.13 


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