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父が他界したのが、2012年晩夏

頸椎を痛めてて、歩くのがちょっと大変な状況だった頃
自室からトイレへ伝え歩きで行く際、手元がずれて転倒

父は、身体に不自由さはありましたが、思考や判断力は冷静に出来ていました

その頃、母は認知の兆候が有り、お金の管理とか父が担当
日頃の食事は宅配サービスや私たちが持ち込んだり・・・。

転倒後、膝の出血もあり、ケアマネさんの判断で救急車を要請

救急病院に搬送して検査をした所、頭蓋内出血が判明
その病院には、脳外科が無く、再要請して救急車で別の病院へ搬送

当初、治療により改善、リハビリ予定も検討するほどだったのですが
脳打撲の影響か、麻痺が出てきて・・・

2週間後、他界・・・多臓器不全との診断でした

父としては最期まで、認知症を発症した母の事が心配だったかと・・・
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父の死後、母はグループホームの施設に入居

当初は、そこでの生活を嫌がりました

でも、ひとりで居る事の危険性の方が高くて・・・
何とか、馴染んでもらえるよう施設の方にもお願いをして

一時期、面会しない方がいいかもとの判断も伝えられました

結果、スタッフさんのおかげもあり、施設での生活にも慣れて
面会も復活、母が笑顔で楽しんでいる様子が判りました

入居して7年あまり

その間、何度か病院へ救急搬送される事もありましたが
回復して退院

母の底力、すごかったです

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アルツハイマー型認知症を発症して10年

今月10日、高熱を発熱、救急搬送で入院と、ケアマネさんから連絡

高齢者によくある「嚥下性肺炎」との診断

本来、胃へ行く飲食物が肺に入り、炎症を起こす病です

飲みこみ等、元から有った機能が低下している状況

でも、入院加療により、肺炎は改善されて、1週間ほどで退院できました

ただ、退院に際し、水分を含め、生命を維持する栄養を摂るのが
難しくなっているので、胃瘻を選ぶ決断を・・・と。

弟とも話し合ってて、苦しみを伴う延命治療はしないで欲しいと

胃瘻が苦しみを伴う延命治療になるのか
正直、判断できませんでしたが・・・

母はこの10月で96歳になります

その年齢で、胃瘻が効果的な改善となるのか、どうなのか・・・

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退院して1、2日・・・ケアマネから電話が。

下着に出血の痕跡が・・・
往診して頂いて、尿道炎か結石の可能性

止血剤は飲めくて、抗菌剤で対応となりました

合わせて、主治医の先生から「この状況だと、2週間ほど」と

ケアマネさんから伝えられました





昨日、診て頂いている病院へ、弟とケアマネさんと3人で面談

一時期、落ちていた水分、栄養の摂取量が回復していると
ケアマネさんからの説明

母に「もっと食べる?」と尋ねると、うなずき
「もう、ごちそうさま?」と尋ねると、首を振る

食欲旺盛だし
意思表示ははっきりしているとの事です

若い先生(でも30代前半かな)から、とても丁寧な説明
それと、人間の尊厳性を重んじる対応でお話を頂きました

特に症状に対しての加療と現状で痛みを抑えるような治療と
どれだけの違いがあるか

患者(母)が苦痛に感じる治療は何か、等々
難しい判断ですが、可能な限り説明して頂いて・・・

弟も私も、ケアマネさんも納得・了承

ただ、「2週間」という判断はそのまま、だそうです

それが、数日の前後はあるそうですが・・・あと2週間

若い方なら・・・自己回復力もある筈ですし、加療を願います

でも、この10月で96歳の誕生日を迎えます

今、不足している水分を点滴で補給するのは?と尋ねると
体内水分の増加で色々(具体的に説明いただきました)、デメリットも生じるし
体調変化で苦しむケースもあるので、プラスかどうかと。

終末期を迎えて、多少の苦痛があっても治療を選択するか

残された時間が「2週間」と判っていても、安らかな最期を願うか

ケアマネさんの「食欲が戻っている」の言葉に、
奇跡を願っているのだけど

あと、2週間

文章を作成している間も、その時に近づいているのですね

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2019.09.29 


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