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普段、見る事がない機関車に興味が湧いたのは
700番台の特徴のひとつにあった「塩害対策」でした
その当時、「塩害」という物を知らず
そういった事もあるんだと初めて認識したのですが・・・
敢えて、その対策を取らなければならないという事に興味が・・・。
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「塩害」とは、海水に含まれる塩分によって引き起こされる被害
電気機器関連では、塩水は真水より電気を通しやすいため
絶縁箇所に付着すると、漏電を起こすそうです
また、鉄製の機器には腐食を引き起こし・・・。
対策のひとつが、他の番台では設けてある、前面下部の通風口を廃止
・・・塩含みの風が車体内部に入らないようにするためかと
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飾り帯を塗装に変更・・・通常は金属板を巻いているのですが
メタリック塗装を施したそうです
また、他番台では屋根上に配置していた高圧機器を室内へしまって・・・
そのために、機器室内の部品を再設計・小型化して、スペースを確保したそうです
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海に囲まれた日本、なのだから、海岸近くを走る鉄道路線は数多くあるのに
新たに設計した機関車を準備するほど、特別な塩害体側を施さないとならない
それだけ日本海からの冬の季節風が厳しい・・・という事なのでしょう
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最高速度は100km/h
製造は1971年から76年まで91両(1両土砂崩れ事故で廃車)
1986年、34両が青函トンネル用「ED79」に改造
(「ED79」は1両を残し、廃車)
「ED75」700番台は、大宮の「鉄道博物館」に展示されている
775号機を除いて、廃車
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ここで、記事は終了する筈でしたが・・・
お正月に電車好きな孫1号を連れて行く事になりました
実車の姿を・・・
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寝台特急「あけぼの」のヘッドマーク
奥羽本線経由のブルートレインでした
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真っ赤な車体
「ED」のDは、ABCDの順に軸数を表して、4軸と。
「EF」だと6軸の動輪となります
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200102112328
屋内保存で、状態がとても良いです
他でも、こういう環境が可能ならばよいのですが・・・
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塩害対策で、すっきりとした屋根上がよく判ります
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運用時は、交流区間のエースとして活躍した「ED75」電気機関車でした
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その35:近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31:EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その28:371系
その27:小田急2300形
その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その16:383系
その15:東武1700系
その14:京王5000系
その13:EF63形
その12:キハ181系
その11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その9:西武E851形
その8:北越急行HK100形
その7:キハ183系500番台
その6:DD54形
その5:EF57形
その4:名鉄キハ8500系
その3:EF71形
その2:E10形
その1:伊豆急100形
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この後も、不定期で更新します

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