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真っ赤な車体に、4軸の車輪
日頃、直流電化の東京に居ると、見る事がない「交流電気機関車」です

最初の登場(0番台)は、1963年。
常磐線の電化に伴い、投入、東北本線でも活躍

1965年に、60ヘルツ用の300番台が九州に投入
1966年に、北海道電化用に500番台を1両製造、投入

そして、1971年に登場したのが、この「ED75」の700番台
奥羽本線、羽越本線用の電気機関車です

模型は、ナンバープレートは未着の状態です
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普段、見る事がない機関車に興味が湧いたのは
700番台の特徴のひとつにあった「塩害対策」でした

その当時、「塩害」という物を知らず
そういった事もあるんだと初めて認識したのですが・・・

敢えて、その対策を取らなければならないという事に興味が・・・。

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「塩害」とは、海水に含まれる塩分によって引き起こされる被害

電気機器関連では、塩水は真水より電気を通しやすいため
絶縁箇所に付着すると、漏電を起こすそうです

また、鉄製の機器には腐食を引き起こし・・・。

対策のひとつが、他の番台では設けてある、前面下部の通風口を廃止
・・・塩含みの風が車体内部に入らないようにするためかと

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飾り帯を塗装に変更・・・通常は金属板を巻いているのですが
メタリック塗装を施したそうです

また、他番台では屋根上に配置していた高圧機器を室内へしまって・・・
そのために、機器室内の部品を再設計・小型化して、スペースを確保したそうです

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海に囲まれた日本、なのだから、海岸近くを走る鉄道路線は数多くあるのに
新たに設計した機関車を準備するほど、特別な塩害体側を施さないとならない

それだけ日本海からの冬の季節風が厳しい・・・という事なのでしょう

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最高速度は100km/h
製造は1971年から76年まで91両(1両土砂崩れ事故で廃車)

1986年、34両が青函トンネル用「ED79」に改造
(「ED79」は1両を残し、廃車)

「ED75」700番台は、大宮の「鉄道博物館」に展示されている
775号機を除いて、廃車

ここで、記事は終了する筈でしたが・・・

お正月に電車好きな孫1号を連れて行く事になりました

実車の姿を・・・

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寝台特急「あけぼの」のヘッドマーク

奥羽本線経由のブルートレインでした

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真っ赤な車体

「ED」のDは、ABCDの順に軸数を表して、4軸と。
「EF」だと6軸の動輪となります

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屋内保存で、状態がとても良いです

他でも、こういう環境が可能ならばよいのですが・・・

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塩害対策で、すっきりとした屋根上がよく判ります

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運用時は、交流区間のエースとして活躍した「ED75」電気機関車でした

その35近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その
28:371系
その
27:小田急2300形
その
26:会津鉄道キハ8500形
その
25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その
16:383系
その
15:東武1700系
その
14:京王5000系
その
13:EF63形
その
12:キハ181系
その
11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その
:西武E851形

その
:北越急行HK100形
その
:キハ183系500番台
その
:DD54形
その
:EF57形
その
:名鉄キハ8500系
その
:EF71形
:E10形
その
:伊豆急100形


この後も、不定期で更新します/
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2020.01.10 


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