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小田急電鉄「3000」形電車
製造は、60年以上前の1957年~1959年
「Super Express」の愛称で「SE車」と呼ばれました
小田急3000形は、以前にもご紹介しましたが
前回は、オリジナル編成に勾配対策等を施し、
5両に短編成化した「SSE」車(Short SE)でした
今回のが、オリジナル編成、そして仕様です
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「SE車」は8両連接車で、4編成32両を製造
最高運転速度は120km/hですが、
国鉄と共同で高速試験を東海道本線で実施
当時の狭軌世界最高速度の145km/hを記録した車両としても有名
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車体は低重心、軽量化し、先頭車両は流線型
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扉は手動ドアで、中間車1両に付き1箇所に配置
(小田急ロマンスカーの場合、手動ドアって極々、当たり前でした)
客室窓は、上昇式の開くタイプです
私が幼い頃、窓を開けて席に座っている写真がありました
SE車の冷房化は1962年以降なのだそうで、
それ以前の乗車時だったようです
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台車が車端にくるので、当然ながら車体長は従来の車両より短く
先頭車は15.95m、中間車は12.7m(主流は20m、新幹線は25m)
8両編成で全長108.1m
これは、現状の一般的車両で5両分に該当します
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カーブが多い小田急線内で、乗り心地の改善、安定性、車体の負担の減少等により
車体と車体の間に台車(車輪)を配置する「連接構造」も特徴のひとつでした
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車体色は、小田急ロマンスカーの伝統になった「バーミリオンオレンジ」に
「グレー」と「ホワイト」で、その後、登場した「ロマンスカー」にも継承
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日本の鉄道で初めての「シールドビーム」の前照灯
「ディスクブレーキ」も日本の鉄道で初めての採用
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冷房は未設置で、屋根上から外気を取り入れる方式
重たい冷房装置を採用せず、座席も軽量化のためリクライニング機構を見送る等、
徹底的に軽さを追求した仕様
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重心を低くすべく、屋根が低くなった分、パンタグラフの大きさが目立ちます
パンタを除いた高さは3.45m、現・山手線のE235系の高さは3.62m
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小田急ロマンスカーと言えば、補助警報音(ピポー音)
前面スカートに装置されていると思ったら(3100系はそうでした)、
3000形では屋根上に装備だとか
黒いファンデリアの前面部に設置したのでしょうか
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20200201142133
この模型のパッケージ
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20200201142230
2006年9月に発売されたようです
模型発売からも14年も経つのですね
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その39:651系
その38:西武30000系
その37:E657系
その36:ED75形700番台
その35:近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31:EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その28:371系
その27:小田急2300形
その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その16:383系
その15:東武1700系
その14:京王5000系
その13:EF63形
その12:キハ181系
その11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その9:西武E851形
その8:北越急行HK100形
その7:キハ183系500番台
その6:DD54形
その5:EF57形
その4:名鉄キハ8500系
その3:EF71形
その2:E10形
その1:伊豆急100形
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この後も、不定期で更新します

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