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国鉄時代の1980年、「東北・上越新幹線」用に製造された「200」系交流電車の中、
鮫の鼻のように尖った「シャークノーズ」の先頭車、
2階建て車両を組みこんだ「H編成」です

「東京~仙台」間、ノンストップの「スーパーやまびこ」を中心に運用

最高運転速度:245km/h

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「東京」寄り先頭の1号車は、「221系2000」番台

1985年、「東海道・山陽新幹線」に登場した「100」系タイプの前面スタイル
窓周りの帯の他、細いラインを加えた「ピンストライプ」塗装

「100系」と違うのは、積雪地帯の走行に必要な
雪かき用のスノープラウのごっつさ

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豪雪地帯を走行するため、床下機器は一体化した
「ボディマウント」構造の車体の内部に収納

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当初、「東海道新幹線車両では座席2列分の大窓タイプでしたが、
「200」系は、1列ごとの小窓が並びます

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2号車は「226形0」番台

「200」系新幹線は、一部のグリーン車両以外、全て電動車(モーター付き車両)

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巨大な車体に、チョコンと載ったパンタグラフが微笑ましいです

氷結、積雪によるパンタグラフの上昇不良対策として
押し上げ力をアップしたタイプ

後述の騒音対策により、後日、2号車のパンタグラフは
上昇させずに運用されたようです

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3号車は、「225形0」番台

模型は、16両編成時の1、2、3、8、13、16号車の6両基本セットと
10、11、14号車の3両増結セットを組み合わせています

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「225形」の車端部にはトイレ、洗面台を配置

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8号車は、2号車と同じく「226形0」番台

騒音対策による使用パンタグラフを減らしましたが、この8号車は使用・・・
その他、4号車、14号車のパンタグラフは上げていたとか。

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乗降ドアの隣にある「通風口」も「200」系の特徴です

通常、モーターに付けたファンの風で冷却しますが、豪雪、急勾配、長大トンネルを
走行するため、この通風口に繋がる「雪切り室」で雪や湿気を分離

モーターからファンを取り外した「他力通風」方式を採用

ファンが無い分、モーター装置を増強でき、出力も増加したそうです

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10号車となる「248形」付随車・・・6両のみの存在の2階建て車両

新幹線の形式名・・・初代東海道新幹線が「0系」でした

以降、「東海道・山陽新幹線」筋は、100系、300系、500系、700系と続きます

一方、「東北・上越新幹線」筋は、200系、400系・・・と
百の位を偶数、奇数で使い分けた形です

JRに移行後は、「JR東日本」では独自に「East」の「E」を付けた形式名になり、
「E1系」、「E2系」、「E3系」、「E4系」、「E5系」、「E6系」、「E7系」が登場
さらに「E8系」が導入予定。

となると、試験中の「ALFA-X」技術を導入した車両が「E9系」になるのでしょうか

「JR北海道」所有の「H5系」、「JR西日本」所有の「W7系」も登場

一方、3桁数字の方は、偶数の「800」を「JR九州」が使用

その先の新幹線としては・・・難題が多いですが「長崎新幹線」でしょうか

数字でいけば、「1000」?
それとも「九州」から「K1」とかになるのかな?

でも、格闘技の「K1」をイメージしそうだから、「K10」とか?


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2階がグリーン座席、1階にはカフェテリアを配置

カフェテリアには調理スペース、ショーケースの他、バータイプのイートインコーナーも設置

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一般車両とは異なり、窓は大窓タイプ

200形カフェテリアは、東海道新幹線[100」系とは異なり
カウンターやショーケースをアイランド方式に配置

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カフェテリアを設置した「248形」の盛岡寄りには、当初、平屋のグリーン車(215形)が
連結されていましたが、1992年以降、普通車両に入替されたそうです

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200形「H」編成には、もう1両の2階建て車両が連結されていました

9号車となる「249形」付随車・・・こちらも6両のみの存在の2階建て車両

1階に、1人用グリーン個室が3室、2人用グリーン個室が1室、4用普通個室が5室
2階は、全て開放タイプのグリーン席

グリーン個室は、通路と仕切られた「コンパートメントタイプ」
普通個室は、アクリル製パーテーションで仕切った「セミコンパートメントタイプ」


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11号車は、「225形200」番台

13両編成時には、「237形」として10号車に配置された半室ビュッフェ車両でした

248形でのカフェテリア営業が始まり、設備が重複するため改造

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車販用品、納品のための広幅ドアを再活用したのか、
車椅子対応車両となりました

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14号車は、「226形0」番台

東海道新幹線0系同様、奇数形式車両と偶数形式車両でユニットを組み
それぞれユニット毎にパンタグラフを1基配置していましたが、騒音の問題が発生

屋根上に高圧ケーブルを通して他ユニットにも給電するシステムに・・・。
その分、集電しないパンタグラフは下げたままの状態で、予備としたそうです
(例:6基→3基)

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屋根車端に立つのは、電力を屋根上から床下へ廻すためのケーブルヘッド

この突起した縦型のケーブルヘッドも風騒音の発生源となり、
その後は、横向きに近い「傾斜形」に移行していったそうです

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パンタグラフ部分には多くの突起物があり、予備用以外は
パンタグラフ自体を撤去した車両もあるとか

「H編成」16両編成では、6号車、16号車のパンタグラフを撤去

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16号車は、盛岡寄り先頭の「222系2000」番台

登場時はパンタグラフを装備していましたが、後年、撤去。

模型ではパンタグラフを撤去し、
専用パーツで撤去部をカバー出来るようになっているそうです
(不慣れな私がいじると、大事になりそうなのでこのままの状態を維持します)

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「200系」は、1982年6月の「東北・上越新幹線」開業で運用開始
2013年、営業運転が終了

「H編成」は、1990年から新製、2004年より廃車を開始
全て廃車となりました

短命であったのは、16両編成という長大編成が仇になったようで・・・
山形・秋田新幹線開業により、ミニ新幹線との併結運転が
主流に移行したのも一因だったようです

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何度かお話していますが、宮城県が母の故郷
子供の頃は、よく母に連れられて、祖母宅へ遊びに行きました

その際、利用していたのが、急行「みやぎの」、「まつしま」
在来線特急「ひばり」、「やまびこ」・・・。

その後、東北新幹線が開業したのですが・・・就職したての頃。
学生時代のように長期休みも無く、親との旅行も鬱陶しく思う年頃で・・・
宮城県の旅行は殆ど無く、東北本線沿線への利用も激減

なので、この「200」系新幹線の乗車機会は僅かでした
(意外と、東海道筋の100系には何度も乗車してましたが)

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「H編成」登場の頃、長男が誕生、3年後に次男誕生・・・。

遠方への旅行はなかなか出来ずに、現在の孫守りと同じく
「新幹線」を見に散歩に行く程度でした

人生のタイミングが合えば、2階建てグリーンとは言わずも
普通個室やカフェテリアを利用してみたかった・・・です



同じ「シャークノーズ」の「東海道・山陽新幹線」用100系

こちらの方を前々からコレクションしたい思いはありましたが
いまだ、人気が高いようで、市場価格も高くて・・・手が出ません

時折、チェックしつつ、待つしかなさそうです

その73:400系
その72:伊豆急100形
その71:DF200形0番台
その70:EF200形
その69:EF510形
その68:EH200形
その67:JR500-7000系ハローキティ
その66:JR500-7000系(TYPE EVA)
その65:西武4000系
その64:小田急5200形
その63:キハ110系
その62:115系2000番台
その61:クモユニ143形
その60:小田急3100形
その59:阪急2800系
その58:キハ181系
その57:DF50形
その56:DD51形500番台
その55:EF62形
その54:583系
その53:E3系0番台
その52:583系
その51:383系
その50:キハ82系
その49:キハ183系500番台
その48:キハ283系
その47:箱根登山鉄道モハ2形
その46:E6系
その45:W7系
その44:500系
その43:近鉄12200系
その42:キハ85系
その41:451系
その40:小田急3000形(SE車)
その39:651系
その38:西武30000系
その37:E657系
その36:ED75形700番台
その35:近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31:EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その28:371系
その27:小田急2300形
その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形(SSE車)
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その16:383系
その15:東武1700系
その14:京王5000系
その13:EF63形
その12:キハ181系
その11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その:西武E851形
その:北越急行HK100形
その:キハ183系500番台
その:DD54形
その:EF57形
その:名鉄キハ8500系
その:EF71形
その:E10形
その:伊豆急100形

この後も、不定期で更新します/

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2021.02.03 


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