冬の寒波と共に新型コロナウィルスの猛威がすさまじく拡大
大都市圏を中心に感染者数が増大しています

医療現場も切迫した状況となり、関東では緊急事態宣言を発令
当分の間、外出は避けなければならない状況

もう少しの間、過去の散策記事を再掲載させて頂きます

第19弾は、2015年02月21~22日の福島県への
一泊旅です

サムネイル化した写真・地図をクリックして頂くと
大きめのサイズの写真が別に表示されます
文章内、〇〇は別写真等にリンクさせています


「会津へ雪見」(再)のトップ記事はこちら


「塔のへつり」を訪れます

150221114816z2.jpg
150221114816
普通列車「トロッコ会津浪漫 新雪号」が「塔のへつり」駅(標高458m)を出発
この後、1時間2分かけて「会津若松」へ向かいます

ここでは景勝地「塔のへつり」を見学して
12時51分発(リンク先は現在の時刻表です)の列車に乗車、
「湯野上温泉」駅へ向かう予定です

「塔のへつり」まで道のりで約300m・・・
往復・見学しても1時間もあれば大丈夫かなと。

今回のプランを検討した際、この「塔のへつり」はこの界隈では必ず
紹介される観光地・・・なのですが、降車したのは私ひとり
ホーム上にも足跡が殆ど残っていません

大丈夫なのかな?・・・少し不安

150221115136z2.jpg 150221115136
ホームを降りた所にある駅舎・・・当然ながら無人駅ですが、中を覗いてみると
椅子とトイレとコインロッカーが

実は、計画時には、常に荷物を預ける設備があるかチェックしています
どうしても荷物が多くなるのでコインロッカーがあれば預けたい

で、今回、Web検索をするとコインロッカー情報はありませんでしたが
駅事務室で預かってくれる所が
数か所
ある事が・・・。

ただ、この「塔のへつり」駅にはそういった情報が見つからず、
荷物全てを持ち歩くしかないと思っていたのです

でも、小さい駅舎なのに、2サイズのコインロッカーが有って、ラッキー

と、小銭入れを見ると100円玉が2枚
小型のコインロッカーは300円・・・100円玉、一枚足らず。

両替機は無いかな?と辺りを見ると、ありました
千円札を500円2枚にしてくれます(100円玉への両替機能は無し

500円のは大型ロッカー
けち臭い訳ではないけど・・・何か癪

往復2kmも歩くのであれば、500円ロッカーに預けたけど
往復600mならいいやって事で持って行く事にしました

飲み屋さんならホイホイお代わりしちゃうのに
どうしてこんな所で躊躇しちゃうのでしょうね~


150221115234z2.jpg
150221115234
雪道を歩いて、駅入り口に出てきました
振り返ると、奥に駅舎が見えます

軽くくるぶしまで潜るのでスノーブーツが無いとホームへの道は難儀になるでしょう

駅入り口からホームまで覆いがある訳ではないので
入口に屋根が必要なのか、疑問に感じます

柱に看板ではダメなのかな?

もしかしたら積雪量が半端無くて、看板だと埋もれてしまうのかも・・・
なのではっきりと判る屋根付きの門を設けたのかもしれません

150221115547z2.jpg
150221115547
緩い下り坂を歩いて、観光地らしい建物が見えてきました
車道はしっかり除雪されています

でも人の姿は見えないし、お店も閉じられています
ぐるっと巡ると、開店中は2軒ほど・・・8割方は閉まっています

150221115733z2.jpg
150221115733
案内看板に従って、階段を下ります
雪が積もっているので、片手にカメラを携えながらだと危険
ソロリソロリと降りていきます

旅番組でも見た事のある「吊り橋」が見えてきました
対岸に積み重なった岩の壁・・・「塔のへつり」です

100万年の歳月をかけて浸食と風化を繰り返してできた断崖・・・
「へつり」とは会津の方言で川に迫った険しい断崖の事だとか


150221115827z2.jpg
150221115827
吊り橋の入り口に着くと・・・

150221115841z2.jpg
150221115841
スゴい積雪ではないような気がしますが・・・
橋に対する荷重がネックになるのかもしれませんね


150221120117z2.jpg
150221120117
仕方なく、対岸から撮るだけ・・・

散策路が近い辺り・・・雪崩とまでは言わないでしょうが
落雪の跡のような状況が見れます

吊り橋だけでなく、冬場は危険なのかもしれませんね
(実際、渡っても吊り橋の取り付き部分以外は立入禁止なのだそうです)

150221120411z2.jpg
150221120411
ここまで「阿賀川」の上流側から来たのですが・・・
途中、透明な流れを見る事も出来ました

でも、この辺り、水の色が違う感じです・・・ダム湖のように水が停滞してる?

150221121210z2.jpg
150221121210
予定では、もっと見学・滞在する予定だったのですが
行動範囲が狭められて、時間を持て余す感じ
なので、1本早い
12時20分の列車に乗る事にして駅に戻ってきました

150221122153z2.jpg
150221122153
12時20分、「会津田島」駅発、「会津若松」駅行きの普通列車に乗車
・・・微妙に座席が埋まっています

でも、この車両もローカル鉄道の普通列車らしからぬ豪華さ、です

乗車区間は、次の駅「湯野上温泉」なのでわざわざ座る事もありません
先頭部のドア付近に立っていれば、左右の景色&前面の風景を見る事が出来ます

150221122210z2.jpg
150221122210
列車は「阿賀川」沿いに走ります

前述の部分・・・大袈裟に大文字にした時刻表示

実は、計画時の乗車列車(12時51分発)はこの日は運転していませんでした
2月中の運転は無し・・・現地でも気づいていませんでした

「塔のへつり」を予定通り、見学していたら、駅で路頭に迷っていた筈
吊り橋を渡れず、早々に駅に戻り、1本早い列車に乗れたのが幸運

提供されている
時刻表
は、日にち限定の臨時列車も全て掲載・・・
欄外で運転日を表示する形でした

日頃、列車の時刻枠内に運転日も掲示する表示に慣れていて
別枠には注意していませんでした

もしプラン通りに行動していたら、乗車するのは1時間10分後
何も無いホームでずっと待つ羽目になるところでした


150221122302z2.jpg
150221122302
「会津高原尾瀬口」駅から「「会津若松」駅まで、約60.5kmあります

その区間に23駅・・・山間地を走る路線の割には駅が多くて
地元に密着している感じ(しつこいけど、車内設備はトップクラスだし)


150221122401z2.jpg
150221122401
眼下には・・・ダム建設により廃線となった線路でしょうか?
構築物が見えます


「会津鉄道」は元々、国鉄の「会津」線でした
当時は蒸気機関車でこの区間を走行


150221122533z2.jpg
150221122533
「湯野上温泉」駅(標高423m)が見えてきました
幻の列車より30分ほど早い到着です


150221aizu08z2.jpg
「湯野上温泉」駅付近は等高線が密になってきています

「阿賀川」は谷底を流れるような姿に変わってきました


撮影日:2015年02月21~22日
つづき(全20回)

過去の散策旅シリーズ

19:会津へ雪見(福島県)(全20回)

18:国道300号線を通って(山梨県)(全18回)

17:京都気分と富士山と(神奈川県)(全21回)

16:晩秋(長野県)(全19回)

15:水を巡って(神奈川・静岡県)(全20回)

14:下栗へ(愛知・長野県)(全17回)

13:と、駅弁1。(埼玉・群馬県)(全16回)

12:特別公開へ(栃木県)(全14回)

11:特別見学会へ(全2回)

10:ダム内部 特別開放(神奈川県)(全16回)

:京都1day(京都府)(全12回)

:雪見の旅(新潟・長野県)(全33回)

:小海線で散策(長野・山梨県)全26回

:上越国境の散策(群馬県)全19回

:戸隠・信濃大町の旅(長野県)全47回

:碓氷峠界隈を散策(群馬県)全27回

:花と駅と(茨城県)全12回

:山梨・2014さくら(山梨県)全18回

:花咲く道を散策:(群馬県)全10回

関連記事

2021.01.18 


Secret