ワクチン接種が開始されました
また、一時期より新規感染者数がかなり減少してきたように感じます

ただ、首都圏では東京の周辺部で増加していて、全体的に下げ止まり状況なのだとかで
緊急事態宣言はそのまま維持された状況

3月以降、卒業、お花見、入学、入社・・・と例年ですと
人が動く行事が続くのも心配です

様子を見ながら、
もう少しの間、過去の散策記事を再掲載させて頂きます

第21弾は、2015年03月07日の新潟・長野県への
日帰り散策
です

サムネイル化した写真・地図をクリックして頂くと
大きめのサイズの写真が別に表示されます
文章内、〇〇は別写真等にリンクさせています


「改正前に」(再)のトップ記事はこちら


「ほくほく線」に乗り鉄です

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JR「直江津」駅に停車中の北越急行「ほくほく線」の電車

「ほくほく線」の起点は「犀潟(さいがた」駅ですが、
殆どがJR信越本線「直江津」駅まで乗り入れています

「ほくほく線」は「北陸新幹線」開業前までの「関東~北陸」を繋ぐ主要経路でした・・・
「上越新幹線」の「越後湯沢」から「金沢」への特急が13往復、運転されていました
(越後湯沢-金沢261.4kmを最速2時間33分、
表定速度102.5km/hは在来線で日本一でした)

開業後、その特急は全て廃止
自社で所有していた特急車両もJRに譲渡だとか
・・・このほくほく線の将来が心配です

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乗車したのは12時24分発、「十日町」駅行き普通電車・・・2両編成
大きな固定窓で車内が明るいです

ホームの混雑とは裏腹に、車内は空いていました
当初、この「ほくほく線」も新幹線開業で大きな影響を受けるので
鉄道ファンが集まるのかと心配していたのですが、そうでもなさそう


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「直江津」駅を発車するとすぐに「関川」を渡ります

この「関川」、長野県との県境の「妙高高原」駅付近から
ずっと「信越本線」に沿って流れていました。

この河口近くでは幅200mを越える大きな川になっています


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JR「信越本線」を90km/h前後の軽い走りで駆け抜けて、6分ほどで
「犀潟」駅(標高6m)に到着しました(JR線内は無停車)

ここから分岐して、北越急行「ほくほく線」の路線に入って行きます


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「ほくほく線」は起点の「犀潟」駅と終点の「六日町」駅近くのJR線との
併走部分にそれぞれ1箇所の踏切があるだけで、あとは立体交差になっています
・・・「犀潟」駅を発車すると見通しの良い高架橋を快走、「頸城平野」が広がります

車窓左側、田畑の先に秀麗な山が見えます
「上越市」と「柏崎市」の市境にそびえる「米山(よねやま)」(標高993m)です


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12時36分、「犀潟」駅の次、「くびき」駅で途中下車をします
高架のホームからは「米山」が正面に見えます

「ほくほく線」では普通電車も最高速度110km/hで走ります

1時間に1本走る特急電車が時速160km/で、追いかけてくるので
必死に逃げないとなりませんし、単線なので、向かい側から来る特急電車が
待たないように交換設備のある(すれ違いが出来る)場所へ辿りつかないとなりません


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標高7mの「くびき」駅・・・海近くの「犀潟」駅とほぼ同じ標高

くびきは「頸城」をひらがな表示に、お隣の「犀潟」同様、
難読だし、なかなか書けない漢字です


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ホームから「米山」をズーム
午前中より雲が広がってきていて、霞んでいます

この駅で途中下車したのは、変わった駅舎と特急電車の通過シーンを見るため


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特急電車の通過まで30分ほどあるので、駅の外に出ます

駅舎の入口側は卵を半分にカットしたような形
雪が積もりにくくしたのでしょうか


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裏側から見ると、宇宙人(といっても見た事ありませんが)の顔みたい

この駅、「
珍駅巡礼」という本で知りました

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駅舎の中からホームへ通じる出入口の上には
俳優・画家の「片岡鶴太郎」氏の書の駅名看板
(片岡氏の書による駅名看板は全駅に設置されているそうです)

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駅舎の内部・・・ドーム部が待合室になっています

真っ黒に塗られた中、外で、宇宙人の目に見えた部分は屋内で見るとまさに目の形
天井部には不思議な飾り物が・・・


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再び、ホームに上がってきました
降車時とは別の「副線」側のホームです

鉄道路線でよく見かけるのが左側通行ですが、「ほくほく線」では、
通過列車は上下、関わりなく直線側を走行します(一線スルー方式)

極力、スピードを落とさずに走る・・・信号機には特急の最高速度
「160(km)」が掲示されています

この付近はずっと高架橋ですが、側壁がありません
高架橋の上に雪が溜まらないようにした対策なのだとか。

また側壁設置部分は線路の下を吹き抜けにして
線路上に雪が積もらないようにしているそうです


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特急電車の通過予定は13時10分頃・・・まず「越後湯沢」駅行き「はくたか11」号
その10分後に、「金沢」駅行き「はくたか10号」

まだ20分ほどあって手持ち無沙汰
ホームの外を見ると、あの駅舎が・・・こちら側には住宅が建ち並んでいて、
球体の駅舎が異様な雰囲気

民家と比べると意外と大きな建物です


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「直江津」行き普通電車が到着しました
車体に「ゆめぞら」と書かれています

土日の運行では、トンネルに入ると天井に
映像が映されます

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この電車が、直江津まで行き、再び戻ってきたら乗車します・・・
まだ30分以上先


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「越後湯沢」方面行きの信号機に上下2つの青が点灯されています

通常の「青ひとつ」の信号に追加する事で、160km走行の許可を意味しています

この現示があると、間もなく特急電車がやってきます


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元々、「ほくほく線」のルートは東京と北陸を結ぶ貨物輸送を担う路線として検討されていて
「直江津」駅へ直行するプランでしたが、当時、直江津の操車場が能力限界に至っていて
新たに「犀潟」駅構内に操車場を新設するプランが上がり、接続地を「犀潟」駅に移行。

さらに「犀潟」駅では、機関車の交換、方向転換等作業の時間を省くため
、直接、国鉄路線に乗り入れ、北陸方面へ向かえる路線配置を採用したようです
(その後、操車場は実現しませんでしたが、ルートはそのままで進行したそうです)


撮影日:2015年03月07日
つづく(全16回)

過去の散策旅シリーズ:
初期のブログでは、小さい文字サイズ、写真サイズを使用していました。
今回、この「過去の散策旅シリーズ」では、リサイズした上で、必要に応じて
加筆、訂正を行っております

21:改正前に(新潟・長野県)(全16回)

20
雪見の旅・飛騨(岐阜県)(全23回)

19:会津へ雪見(福島県)(全20回+1回)

18:国道300号線を通って(山梨県)(全18回)

17:京都気分と富士山と(神奈川県)(全21回)

16:晩秋(長野県)(全19回)

15:水を巡って(神奈川・静岡県)(全20回)

14:下栗へ(愛知・長野県)(全17回)

13:と、駅弁1。(埼玉・群馬県)(全16回)

12:特別公開へ(栃木県)(全14回)

11:特別見学会へ(全2回)

10:ダム内部 特別開放(神奈川県)(全16回)

:京都1day(京都府)(全12回)

:雪見の旅(新潟・長野県)(全33回)

:小海線で散策(長野・山梨県)全26回

:上越国境の散策(群馬県)全19回

:戸隠・信濃大町の旅(長野県)全47回

:碓氷峠界隈を散策(群馬県)全27回

:花と駅と(茨城県)全12回

:山梨・2014さくら(山梨県)全18回

:花咲く道を散策:(群馬県)全10回

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2021.03.07 


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