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「ED78形」交流電気機関車
製造初年は1967年。1980年までに14両の製造
製造期間が14年間ですが、製造数が14両と少な目・・・
1967年に試作車1両、翌1968年に量産車9両
1970年に2両、1980年に最終グループ2両・・・と
それぞれ名目があっての製造だったようです
運用区間は、日本でも有数な急勾配区間である「板谷峠」を越える奥羽本線の
「福島~山形」間と、同様に33‰の急勾配区間がある「仙台~山形」間の
仙山線・・・と勾配対応を施した亜幹線向け電気機関車です
最高速度は、100km/h
模型は、1968年に製造された、1次形量産車がモデルです
・
製造初年は1967年。1980年までに14両の製造
製造期間が14年間ですが、製造数が14両と少な目・・・
1967年に試作車1両、翌1968年に量産車9両
1970年に2両、1980年に最終グループ2両・・・と
それぞれ名目があっての製造だったようです
運用区間は、日本でも有数な急勾配区間である「板谷峠」を越える奥羽本線の
「福島~山形」間と、同様に33‰の急勾配区間がある「仙台~山形」間の
仙山線・・・と勾配対応を施した亜幹線向け電気機関車です
最高速度は、100km/h
模型は、1968年に製造された、1次形量産車がモデルです
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「板谷峠」を含む「福島~米沢」間は急勾配な上、豪雪地帯。
さらに勾配対策用に4駅でスイッチバック設備を設けましたが、
急峻な山間地帯で、長い編成が停車出来るスペースが確保できず
周辺の幹線よりも優先して、「直流電化」が1949年に実施されたそうです
「直流電化」時代は、EF15、EF16、EF64形等の「直流電気機関車」が運行
・

その後、1960年に東北本線の「白河~福島」間が交流電化、
翌1961年、「福島~仙台」間が交流電化
1968年に奥羽本線の「米沢~山形~羽前千歳(仙山線との分岐駅)」が交流電化
合わせて、直流だった「福島~米沢」間も交流電化に転換する事になり
この「ED78形」交流電気機関車が製造される事になったそうです
さらに「板谷峠」補機用として、「EF71」も同時製造
・

窓上にツララ切り、窓にはデフロスター(着氷、結露を防止する装置)を
装備した、精悍な顔立ち
前面窓及び貫通ドアの窓周囲に見える突起は
ツララ防護用網の取付金具
・

車軸は6軸ですが、形式は動軸4本の「ED」形式になっています
動軸4軸・・・ED75、DD51、DD54
動軸5軸・・・E10、DE10
動軸6軸・・・EF57、EF62、EF63、EF64、
EF65、EF200、EF510、DF50
動軸8軸・・・EH200、EH500、EH800
この「ED78」の電動台車は両端の4軸のみ、中間台車は付随台車で
空気バネ方式の「軸重可変装置」を装備しています
運転整備重量(車体重量に潤滑油、砂、工具等、運転に必要な物を
含めた重さ)の81.5トンを、中間台車での空気圧力の調整により
動軸の軸重を1軸当たり、14トン、14.8トン、16トン、16.8トンに変化
それにより、路盤構造の弱い、仙山線や磐越西線にも入線可となったそうです
・
20210702131031
D級でも、F級なみの堂々とした大型車体
新製後、奥羽本線「福島~山形~(新庄)」間、(新庄)は臨時運転。
仙山線「仙台~山形」間で、特急・急行から貨物列車まで幅広く牽引・

D級でも、F級なみの堂々とした大型車体
新製後、奥羽本線「福島~山形~(新庄)」間、(新庄)は臨時運転。
1985年、仙山線の普通列車が電車化され、翌86年、試作車(901号)が廃車
「2~13」号機がJR東日本に継承
奥羽本線「福島~山形」間をミニ新幹線用、標準軌工事開始により
奥羽本線経由の貨物列車が仙山線へ移動
それに伴い、仙山線での「ED78形」の運用が増加
1998年、仙山線の貨物列車の運転終了に伴い、「2~11」号機が廃車
2000年、残っていた「12~13」号機が除籍・廃車
・
細分化がされてて、形式数が豊富な気がするのですが・・・・
ED70(1957年)・・・60Hz。北陸本線「田村~糸魚川」
ED71(1959年)・・・50Hz。東北本線「黒磯~福島」
ED72(1961年)・・・60Hz。鹿児島本線「門司港~久留米」
「SG(蒸気発生装置」搭載
ED73(1963年)・・・60Hz。鹿児島本線「門司(操)~鳥栖」
「SG」未搭載
ED74(1962年)・・・60Hz。北陸本線「福井~金沢」
ED75(1963年)・・・50Hz、60Hz。東北本線、常磐線
0番台(50Hz)・・・東北本線、常磐線
300番台(60Hz)・・・九州北部
500番台(50Hz)・・・函館本線
700番台(50Hz)・・・奥羽本線、羽越本線
1000番台(50Hz)・・・常磐線
ED76(1965年)・・・50Hz、60Hz。「SG」搭載
基本番台(60Hz)・・・九州仕様。前面非貫通
1000番台(60Hz)・・・九州、高速列車牽引用
500番台(50Hz)・・・北海道仕様。前面貫通型
550番台(50Hz)・・・「SG」未搭載。津軽海峡線
ED77(1967年)・・・50Hz。磐越西線「郡山~喜多方」
ED79(1989年)・・・50Hz。津軽海峡線
基本番台・・・ED75-700番台からの改造
100番台・・・ED75-700番台改造。重連用。
50番台・・・JR貨物による新製車。
EF70(1961年)・・・60Hz。北陸本線「田村~糸魚川」
EF71(1968年)・・・50Hz。奥羽本線「福島~米沢」
調べだしたら・・・思っていた以上に細分化されていました
・
20210702135348
機械室のモニター(明かり窓)は中央部だけ幅広に配置
・・・「EF65」と似た仕様です
同じく奥羽本線を走る「EF71」と見分ける際に役立ちます
通常、屋根上に配置する特高機器(特別高圧電力用機器)は
豪雪対策で、殆どを車内に収納・・・屋根上がすっきりとしています
・
20210702135537
1次形量産車に採用された、運転士窓の「デフロスター」
2次形(10、11号機)以降、「デフロスタ-」は廃止されて
熱線入り窓ガラスを採用
・
20210702140110
14両製造された「ED78」ですが、13両が廃車されてしまいました

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機械室のモニター(明かり窓)は中央部だけ幅広に配置
・・・「EF65」と似た仕様です
同じく奥羽本線を走る「EF71」と見分ける際に役立ちます
通常、屋根上に配置する特高機器(特別高圧電力用機器)は
豪雪対策で、殆どを車内に収納・・・屋根上がすっきりとしています
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1次形量産車に採用された、運転士窓の「デフロスター」
2次形(10、11号機)以降、「デフロスタ-」は廃止されて
熱線入り窓ガラスを採用
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14両製造された「ED78」ですが、13両が廃車されてしまいました
残る1両・・・「ED78-1」は、製造した「日立製作所」の
水戸事業所で保管されているそうです
毎年6月(今年度は中止)に開催される「さつきまつり」にて
一般にも公開
この「ED78」1号機の他、「EF200」の1号機、「ED15」1号機も保存中
・・・だそうです
「水戸事業所」は、JR常磐線「勝田」駅が最寄り。
ひたち海浜鉄道の「工機前」駅(元、日工前駅)下車の
「日立工機」側ではなく、駅西口側で、徒歩20分程だそうです
来年、開催されるようならば、訪れてみたいものです
・
・
貴重な「EF16」時代からの「板谷峠」越えの動画がありました
「EF64」、「EF71」も登場します
・
その81:EF65形1000番台
その80:キハ55系
その79:DE10形+貨車
その78:長野電鉄2000系
その77:国鉄旧型客車
その76:EH800形
その75:EH500形3次形
その74:200系H編成
その73:400系
その72:伊豆急100形
その71:DF200形0番台
その70:EF200形
その69:EF510形
その68:EH200形
その67:JR500-7000系ハローキティ
その66:JR500-7000系(TYPE EVA)
その65:西武4000系
その64:小田急5200形
その63:キハ110系
その62:115系2000番台
その61:クモユニ143形
その60:小田急3100形
その59:阪急2800系
その58:キハ181系
その57:DF50形
その56:DD51形500番台
その55:EF62形
その54:583系
その53:E3系0番台
その52:583系
その51:383系
その50:キハ82系
その49:キハ183系500番台
その48:キハ283系
その47:箱根登山鉄道モハ2形
その46:E6系
その45:W7系
その44:500系
その43:近鉄12200系
その42:キハ85系
その41:451系
その40:小田急3000形(SE車)
その39:651系
その38:西武30000系
その37:E657系
その36:ED75形700番台
その35:近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31:EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その28:371系
その27:小田急2300形
その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形(SSE車)
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その16:383系
その15:東武1700系
その14:京王5000系
その13:EF63形
その12:キハ181系
その11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その9:西武E851形
その8:北越急行HK100形
その7:キハ183系500番台
その6:DD54形
その5:EF57形
その4:名鉄キハ8500系
その3:EF71形
その2:E10形
その1:伊豆急100形
・
この後も、不定期で更新します
/
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貴重な「EF16」時代からの「板谷峠」越えの動画がありました
「EF64」、「EF71」も登場します
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その81:EF65形1000番台
その80:キハ55系
その79:DE10形+貨車
その78:長野電鉄2000系
その77:国鉄旧型客車
その76:EH800形
その75:EH500形3次形
その74:200系H編成
その73:400系
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その71:DF200形0番台
その70:EF200形
その69:EF510形
その68:EH200形
その67:JR500-7000系ハローキティ
その66:JR500-7000系(TYPE EVA)
その65:西武4000系
その64:小田急5200形
その63:キハ110系
その62:115系2000番台
その61:クモユニ143形
その60:小田急3100形
その59:阪急2800系
その58:キハ181系
その57:DF50形
その56:DD51形500番台
その55:EF62形
その54:583系
その53:E3系0番台
その52:583系
その51:383系
その50:キハ82系
その49:キハ183系500番台
その48:キハ283系
その47:箱根登山鉄道モハ2形
その46:E6系
その45:W7系
その44:500系
その43:近鉄12200系
その42:キハ85系
その41:451系
その40:小田急3000形(SE車)
その39:651系
その38:西武30000系
その37:E657系
その36:ED75形700番台
その35:近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31:EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その28:371系
その27:小田急2300形
その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形(SSE車)
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その16:383系
その15:東武1700系
その14:京王5000系
その13:EF63形
その12:キハ181系
その11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その9:西武E851形
その8:北越急行HK100形
その7:キハ183系500番台
その6:DD54形
その5:EF57形
その4:名鉄キハ8500系
その3:EF71形
その2:E10形
その1:伊豆急100形
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この後も、不定期で更新します

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2021.07.05 ▲
こんばんは
交流機関車は確かに特化した目的別に細分化したため形式が多いですね
お調べになられたラインナップを拝見し、既に忘れていた形式もありいろいろな記憶が蘇りました
今回の主役ED78牽引の50系客車で福島から山形まで乗車したことも思い出しました
今回も懐かしい車両をありがとうございました
お調べになられたラインナップを拝見し、既に忘れていた形式もありいろいろな記憶が蘇りました
今回の主役ED78牽引の50系客車で福島から山形まで乗車したことも思い出しました
今回も懐かしい車両をありがとうございました
2021/07/05 Mon 22:46 URL ぬぱぱ[ Edit ]
>ぬぱぱさん
こんばんは^^
コメント有難うございます
ぬぱぱさんは板谷峠を客車列車で越えた事があるのですね~
高性能機関車でも、あの峠を越えるのはなかなか難儀だったと思いますし、
貴重なスイッチバックを体験されて、すごく羨ましいです^^
正直、交流機関車は東京で見る事はありませんですよね
一番近くて黒磯でしょうか・・・。
なので、真紅の機関車にはちょっとした憧れがありました
電気機関車を間近に見る事が出来るとしたら、信越本線の横川でした。
あのブロワー音は電気機関車の息吹のように力強く感じた記憶があります。
また、昨今(と言っても数年前)、姨捨駅で停車中のEH200。
狭いホームで巨体を間近に接して・・・やはりELは迫力が違うと
感じたものでした
今回もそうでしたが、運用終了の時期に、例えば大宮の鉄道博物館が存在
していたら、保存公開されていた機関車も多かった気がします
個々の路線で活躍していた機関車たち、その姿を実際に見てみたかった
です( ;∀;)
コメント有難うございます
ぬぱぱさんは板谷峠を客車列車で越えた事があるのですね~
高性能機関車でも、あの峠を越えるのはなかなか難儀だったと思いますし、
貴重なスイッチバックを体験されて、すごく羨ましいです^^
正直、交流機関車は東京で見る事はありませんですよね
一番近くて黒磯でしょうか・・・。
なので、真紅の機関車にはちょっとした憧れがありました
電気機関車を間近に見る事が出来るとしたら、信越本線の横川でした。
あのブロワー音は電気機関車の息吹のように力強く感じた記憶があります。
また、昨今(と言っても数年前)、姨捨駅で停車中のEH200。
狭いホームで巨体を間近に接して・・・やはりELは迫力が違うと
感じたものでした
今回もそうでしたが、運用終了の時期に、例えば大宮の鉄道博物館が存在
していたら、保存公開されていた機関車も多かった気がします
個々の路線で活躍していた機関車たち、その姿を実際に見てみたかった
です( ;∀;)
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