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国鉄時代の1985年に登場した「100系」新幹線

初代新幹線「0系」の丸っこいフロントマスクに対して
「シャークノーズ」と呼ばれたシャープな先頭部

「0系」では縦2連だったライト(標識灯)を横2連にしたのも、
よりスピード感を感じさせてくれます

模型の編成が6両と長かったので、記事も長くなってしまってますm(__)m

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「0系」の時は、丸いお鼻でしたが、「100系」では尖ったお鼻

昔風に例えれば、日本人の顔つきから欧米人の顔つきに変わった?

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「0」系の空調装置は屋根中央に10台前後が設けられていて、それを送風装置で室内へ。
「100系」では、東北・上越新幹線用の「200系」同様、車端部に配置

ちなみに、「0系」、「100系」は、冷暖共通のヒートポンプ方式、
一方、寒地を走る「200系」は屋根上には「冷房装置」を配置、暖房は電気ヒーター方式

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最高速度は、編成によって違いがあって
初期の「X編成」は220㎞/h、1987年登場の「G編成」も220km/h、

1989年登場の「V編成」は230km/h
(将来的に270km/h運転にも対応したものだったそうです)

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模型は「V編成」

型式番号の「121形」は、博多寄りの電動制御車。

当初の「100系」は16両編成の内、T車(モーター無し)は両先頭車と、
グリーン車3両の内、2両の計4両でした

しかし、「V編成」では、付随車のグリーン車を2両増やしたため
両先頭車もモーター付きとなっています

「3009番」は、1991年後期に登場した6次車で、V編成最終となる「V9編成」

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16両編成の内、6両分が基本セット

博多寄りから1号車、6号車、7号車、10号車、11号車、16号車の編成になっています

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デカい車体に小さいパンタグラフ・・・ちょっとアンバランスな印象でしたが
騒音対策等、考慮されてたのでしょうね

オールMの「0系」では16両編成に8基設置されていましたが、
「100系」も当初は、ユニット(MM’)毎に1基で計6基使用でしたが・・・。

途中からオートトランスに繋ぐ方法に変更(ムズイ)
屋根上に特別高圧用ケーブルを通して、パンタグラフが無いユニットにも給電が
可能となって、パンタグラフを3基に減らし、騒音対策にも役立ったそうです

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現在は座席ごとの小窓が主流ですが、「0系」では2座席分の広窓で登場

しかし、バラスト(線路上の砕石)が風圧で舞い上がり、窓を破損させるトラブルが多発
広窓だと、窓交換時に手間とコストがかかるため1976年度製造車より小窓に変更
(でも、富士山が見えにくいとの苦情が出たとか)

「100系」登場時は、運賃値上げ等で「国鉄離れ」と呼ばれた現象が起きていた頃で
「100系」では、満足度向上のひとつとして、広窓が再採用されたそうです

座席間隔も広がって、1660mmと新幹線普通車では最大の窓だとか・・・。

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「100系」の大きな特徴が、2階建て車両の連結

7号車の「179形」は1階が普通席(32席:2+2)、2階がグリーン席(42席)

グリーン席でも広窓なのが、今では珍しいですね

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グリーン席間の座席ひじ掛けにはオーディオサービス用の「コントロールパネル」を装備

平屋車両と連結される2階建て車両の屋根は隅切りされています

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2階建て車両の連結面は、切妻

「179形」は、7号車と9号車に配置されていますが、
3000番台の7号車は「業務用室」、3100番台にはグリーン車専用の「電話室」を装備

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2階の細窓部分には、階段があると思われます(多分)

階段の反対側はひとり掛けの座席・・・VIP席ですね
(電話室がある側だとちょっと煩わしいかも)

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10号車は「178形3000番台」、「179形」と同じく2階がグリーン席、1階が普通席

博多寄り連結部に車掌室を配置

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この基本セットに「2階建て車両」は2両組み合わせてありますが、
残りの2両は?と言うと・・・「179形」ともうひとつ

2階建て食堂車の168形3000番台

2階が食堂、1階が売店となった、魅力的な車両

模型収集として欲しかったら、6両の増結セットでご購入をという仕組みに・・・。

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ブルーとホワイトの車体塗色の内、ブルーは「0系」と同色ですが
ホワイトは「0系」より明るホワイト・・・だそうです

「ホワイト」に明るい、暗いってあるのかな?と思ったら、
「0系」のホワイトは、正式には「クリーム10号」

後に、「0系」も、「100系」と同じ「白3号」に塗りかえられたそうです

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天井部の機器を配置するスペースが減ったため
空調設備の一部は、1階に機器室を設け、収容したそうです

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11号車は「125形3700番台」

普通座席20列の定員100席となる「126形」と比べ73席と

1号車の「121形」(65席)に次いで、定員数が少なくなっています

座席数が、(3+2)列で割り切れないのは、車いす対応設備のよるものかと・・・。

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一般客室以に、トイレ、洗面所、多目的室、車内販売準備室を備えています

片方の乗降扉は幅広で車いす対応に。

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東京寄り先頭車は「122形3000番台」、車番な「3009」

「トイレ・洗面所」を備えた博多寄り先頭車より、座席数が10席増えて75席

「0形」の普通席の3人シートは回転させる事が出来ず、
背ずりを前後に移動させる転換式でした

そのため、座席背面にテーブルを設ける事が出来ず、
窓側は窓下のテーブル、通路側はひじ掛け内蔵の折り畳みテーブルを利用
3人席の真ん中だとひじ掛けに灰皿だけがついた、損した気分の座席。

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しかし、この「100系」では3人掛けシートも回転する事が可能となり
普通車愛用者の中で、一番の話題になった気がします
(回転させる様子を注目した覚えもあります)


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「122形」は、パンタグラフを搭載していましたが
特別高圧ケーブル引き通し化工事以降、撤去されたそうです

ただ、模型の「3009」と、「3008」の2両は、新製時から搭載していなかったそうです

パンタグラフが無いのに「パンタカバー」が付いているのも不思議ですが・・・
当初、「パンタカバー」が付いていなかった「0系」にも、後から付けられたそうですが
パンタが無い車両にも「高圧引き通し」用のカバーがつけられたとかで
「122形3008」のカバーはそちらの役割だったのかもしれません

(ちなみに、JR東海は「パンタカバー」、
JR西日本では「パンタおおい」と言うとか、言わないとか)


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この「シャークノーズ」は、「100系」登場から2年後、
東北・上越新幹線「
200系」にも採用

最大16両編成中、2両が2階建て車両を組み込んだ編成も登場
車種は、2階グリーン席、1階普通席の車両と、2階グリーン席、1階カフェテリアと
乗車時間の違いも有り、構成も異なっています

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この「100系」が登場した時の第一印象が・・・「カッコいい」

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近々の記事でアップしたばかりですが、「100系」

廃車は2015年でした
シンプルな細い標識灯が、登場から35年経った今でも、古さを感しません

この「100系」を全国区にしたのが、あのCM

挿入曲は老若男女、聴いた事が無い方はいないのではと思います?

「クリスマスエクスプレス」
山下達郎さんの「クリスマス・イブ」



この曲、CMを見るとなぜかウルウル・・・歳ですね(-_-;)

最後の方で登場された吉本多香美さん、
駅コンコースでぶつかった方は「山下達郎」さん本人って話ですね

新幹線入場口でも有人改札というのは、懐かしいです

その:東武500系
その87:E7系
その86:E6系
その85:ナハ11、ナハフ11系
その84:EF58形(旧型)
その83:キハ71系
その82:ED78形
その81:EF65形1000番台
その80:キハ55系
その79:DE10形+貨車
その
78:長野電鉄2000系
その77:国鉄旧型客車
その76:EH800形
その75:EH500形3次形
その74:200系H編成
その73:400系
その72:伊豆急100形
その71:DF200形0番台
その70:EF200形
その69:EF510形
その68:EH200形
その67:JR500-7000系ハローキティ
その66:JR500-7000系(TYPE EVA)
その65:西武4000系
その64:小田急5200形
その63:キハ110系
その62:115系2000番台
その61:クモユニ143形
その60:小田急3100形
その59:阪急2800系
その58:キハ181系
その57:DF50形
その56:DD51形500番台
その55:EF62形
その54:583系
その53:E3系0番台
その52:583系
その51:383系
その50:キハ82系
その49:キハ183系500番台
その48:キハ283系
その47:箱根登山鉄道モハ2形
その46:E6系
その45:W7系
その44:500系
その43:近鉄12200系
その42:キハ85系
その41:451系
その40:小田急3000形(SE車)
その39:651系
その38:西武30000系
その37:E657系
その36:ED75形700番台
その35:近鉄10100系
その34:東急デハ200形
その33:E353系
その32:257系0番台
その31:EF64形1000番台
その30:169系
その29:313系3000番台
その28:371系
その27:小田急2300形
その26:会津鉄道キハ8500形
その25:157系
その24:483系
その23:キハ57形
その22:小田急3000形(SSE車)
その21:E351系
その20:小田急9000形
その19:6050系
その18:583系
その17:北越急行683系8000番台
その16:383系
その15:東武1700系
その14:京王5000系
その13:EF63形
その12:キハ181系
その11:名鉄キハ8000系
その10:キハ85系
その:西武E851形
その:北越急行HK100形
その:キハ183系500番台
その:DD54形
その:EF57形
その:名鉄キハ8500系
その:EF71形
その:E10形
その:伊豆急100形

この後も、不定期で更新します/

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2021.09.13 


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