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こういった巨大な構築物を見ると、ワクワクするものですが
建設に関わった方々の秘話を(書籍で)知ると、さらに感動を覚えてしまうものです
そのきっかけになったのが、前記しましたが「メタルカラーの時代」で
取り上げられた「明石海峡大橋」の建設秘話でした
以下、掲載された内容を一部、ご紹介します
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朝陽が当たる、橋の東側に移動しました
鉄骨の幾何学的な構造がはっきりと判ります
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101205110716
「製鋼メーカーから届く線材は一巻き2トン(太さ11.5mmで長さは2500m)。
それを引っぱって、太さ5.14mmに細くして、長さは13000m(13km)に。
このワイヤー36830本を束にしたのが、明石海峡大橋を支えるメインケーブル」
・

「メインケーブル1本の長さは全長4km、重さは26000トン。
そのメインケーブル2本をくくりつけているのが、この「アンカレイジ」
このアンカレイジの底面は84.5m×63m、高さは50m、重量34万トンで、
1600坪の敷地に立つ13階建てのビルと同じ容量」
正面下に人の姿が見えています・・・サイズ感が判ります
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「コンクリート製のアンカレイジの中には、ワイヤーをひっかけるための
金属のアンカーフレームが2つ入っている(そうです)
アンカーフレーム1基の重さは2000トン。
そのアンカーフレームは船舶で現場まで輸送。ただ、設置場所とは少し
離れていたので、土台にコンクリートのレールを作り、ステンレス板と
テフロン板を張って、滑りやすくした後・・・「ママレモン」を入れた
石鹸水を撒きながら、ジャッキ2基で引っ張った(そうです)
・

101205111152
「主塔は、3階建ての鉄の箱を30個を積み上げた構造なので
竹のようなしなりが生まれる。
鉄の箱の中には3mごとに床があるので全体で約100階建てのビルと同じ。
ちなみに内部にあるエレベーターの最上階は98階になっている」・・・そうです
・

「明石海峡大橋に使われたボルトは、塔に144万本、橋桁には150万本。
ボルト1本の直径は24mm、長さ120mm程度。
これ1本を35トンの力で締め付けてある(そうです)」
数値と単位の殆どが桁違いです
・

道路面が高い位置にあるためか、橋への入路地点(IC)は離れた位置にありますね
・

NHKで人気番組だった「プロジェクトX」は2000年の放映開始でした
一方、この「メタルカラーの時代」の連載は1993年から1998年にかけて
・・・「プロジェクトX」の企画は、この書籍にかなりの影響を受けたと
個人的に思っています
・
撮影日:2010年12月04~05日
つづく(全回)
・
過去の散策旅シリーズ:
初期のブログでは、小さい文字サイズ、写真サイズを使用していました。
今回、この「過去の散策旅シリーズ」では、リサイズした上で、必要に応じて
加筆、訂正を行っております
・
32:瀬戸内方面へ(山口・岡山・滋賀・愛知県)
・
31:上越市方面へ(長野・新潟県)
・
30:夕陽を(東京都)(全7回)
・
29:鎌倉・江ノ島ハイク(神奈川県)(全28回)
・
28:ハスを見に(埼玉県)(全8回)
・
27:梅雨半ばの猛暑日に(山梨県)(全10回)
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過去の散策旅シリーズ:
初期のブログでは、小さい文字サイズ、写真サイズを使用していました。
今回、この「過去の散策旅シリーズ」では、リサイズした上で、必要に応じて
加筆、訂正を行っております
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32:瀬戸内方面へ(山口・岡山・滋賀・愛知県)
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31:上越市方面へ(長野・新潟県)
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30:夕陽を(東京都)(全7回)
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29:鎌倉・江ノ島ハイク(神奈川県)(全28回)
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28:ハスを見に(埼玉県)(全8回)
・
27:梅雨半ばの猛暑日に(山梨県)(全10回)
・
26:30分のショー(茨城県)(全12回)
・
25:朝飯前の散策(神奈川県)(全15回)
・
24:花便りから(東京都)(全15回)
・
23:記憶を辿って(千葉県)(全17回)
・
22:武蔵野辺り(東京都)(全14回)
・
21:改正前に(新潟・長野県)(全16回)
・
20:雪見の旅・飛騨(岐阜県)(全23回)
・
19:会津へ雪見(福島県)(全20回+1回)
・
18:国道300号線を通って(山梨県)(全18回)
・
17:京都気分と富士山と(神奈川県)(全21回)
・
16:晩秋(長野県)(全19回)
・
15:水を巡って(神奈川・静岡県)(全20回)
・
14:下栗へ(愛知・長野県)(全17回)
・
13:と、駅弁1。(埼玉・群馬県)(全16回)
・
12:特別公開へ(栃木県)(全14回)
・
11:特別見学会へ(埼玉県)(全2回)
・
10:ダム内部 特別開放(神奈川県)(全16回)
・
9:京都1day(京都府)(全12回)
・
8:雪見の旅(新潟・長野県)(全33回)
・
7:小海線で散策(長野・山梨県)(全26回)
・
6:上越国境の散策(群馬県)(全19回)
・
5:戸隠・信濃大町の旅(長野県)(全47回)
・
4:碓氷峠界隈を散策(群馬県)(全27回)
・
3:花と駅と(茨城県)(全12回)
・
2:山梨・2014さくら(山梨県)(全18回)
・
1:花咲く道を散策:(群馬県)(全10回)
26:30分のショー(茨城県)(全12回)
・
25:朝飯前の散策(神奈川県)(全15回)
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24:花便りから(東京都)(全15回)
・
23:記憶を辿って(千葉県)(全17回)
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22:武蔵野辺り(東京都)(全14回)
・
21:改正前に(新潟・長野県)(全16回)
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20:雪見の旅・飛騨(岐阜県)(全23回)
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19:会津へ雪見(福島県)(全20回+1回)
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18:国道300号線を通って(山梨県)(全18回)
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17:京都気分と富士山と(神奈川県)(全21回)
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16:晩秋(長野県)(全19回)
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15:水を巡って(神奈川・静岡県)(全20回)
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14:下栗へ(愛知・長野県)(全17回)
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13:と、駅弁1。(埼玉・群馬県)(全16回)
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12:特別公開へ(栃木県)(全14回)
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11:特別見学会へ(埼玉県)(全2回)
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10:ダム内部 特別開放(神奈川県)(全16回)
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9:京都1day(京都府)(全12回)
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8:雪見の旅(新潟・長野県)(全33回)
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7:小海線で散策(長野・山梨県)(全26回)
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6:上越国境の散策(群馬県)(全19回)
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5:戸隠・信濃大町の旅(長野県)(全47回)
・
4:碓氷峠界隈を散策(群馬県)(全27回)
・
3:花と駅と(茨城県)(全12回)
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2:山梨・2014さくら(山梨県)(全18回)
・
1:花咲く道を散策:(群馬県)(全10回)
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2021.09.06 ▲
こんばんは
橋が好物の私は とても良いものを拝見しました。
鋼材、線材、アンカレイジの重量、ボルトの数、35tの締め付け・・・
いろいろと凄い量、値…そうなんでしょうね
これだけの橋となると
最後にママレモン洗剤に落とすとはびっくりです(笑)
橋が好物の私は とても良いものを拝見しました。
鋼材、線材、アンカレイジの重量、ボルトの数、35tの締め付け・・・
いろいろと凄い量、値…そうなんでしょうね
これだけの橋となると
最後にママレモン洗剤に落とすとはびっくりです(笑)
>奥武蔵の山人さん
こんばんは^^
コメント有難うございます
記事を書いていて、恐らく山人さんは興味を持ってくださるだろう
なって思っていました
こういった巨大構築物ってワクワクしますよね^^
この書籍は発行から随分経っていて、単行本では見つからないかも
しれません(文庫本タイプも出ていたようで、そちらはチェックして
いませんが)
建設にあたった企業の広報だと、一般的な内容公開だと思いますが、
この対談本は直接、工事や設計に携わった方たちとの対話なので、
具体的な内容、実際にあったトラブル等、すごく興味をもてる内容を
網羅していました。
この橋のアンカレイジの底面には滑り止め的な凹凸を付けたとか
ワイヤーには錆防止の為の空気道があるとか、ご紹介していない
内容がてんこ盛りでしたよ^^
ママレモンには私も・・・ちょっと笑いました^^
この「メタルカラーの時代」シリーズで、知らなかった世界を知り、
興味を抱きました。
そうできたのも教科書的な固い文面ではなく、面白い話題、笑えちゃう
応答を散りばめての構成だったので・・・私にとっては、日本の力を
知るバイブル本になっております^^
コメント有難うございます
記事を書いていて、恐らく山人さんは興味を持ってくださるだろう
なって思っていました
こういった巨大構築物ってワクワクしますよね^^
この書籍は発行から随分経っていて、単行本では見つからないかも
しれません(文庫本タイプも出ていたようで、そちらはチェックして
いませんが)
建設にあたった企業の広報だと、一般的な内容公開だと思いますが、
この対談本は直接、工事や設計に携わった方たちとの対話なので、
具体的な内容、実際にあったトラブル等、すごく興味をもてる内容を
網羅していました。
この橋のアンカレイジの底面には滑り止め的な凹凸を付けたとか
ワイヤーには錆防止の為の空気道があるとか、ご紹介していない
内容がてんこ盛りでしたよ^^
ママレモンには私も・・・ちょっと笑いました^^
この「メタルカラーの時代」シリーズで、知らなかった世界を知り、
興味を抱きました。
そうできたのも教科書的な固い文面ではなく、面白い話題、笑えちゃう
応答を散りばめての構成だったので・・・私にとっては、日本の力を
知るバイブル本になっております^^
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