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1200×900サイズの写真が別に表示されます
文章内、〇〇は別写真等にリンクさせています
「次は中央東線」のトップ記事はこちら
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20220122120426
「あずさ5号」からの乗換え・・・JR西日本の「キハ120形300番台」
通常は2両編成だそうですが、車両故障の影響でこの日は単行での運転
・・・混むかな?と心配しましたが、空席の方が多い乗車率でした
JR西日本が運行する「南小谷~糸魚川」区間では1日7往復の運転
「南小谷」発では、この日、始発が「沿線設備トラブル」で区間運休
10時4分発の2本目は運転されたようです(定時かは不明)
そして、今回、乗車したのが3本目
後日知ったのですが、4本目の14時43分発も運転されたようですが
その後、3本が「沿線設備トラブル」で区間運休
「南小谷」から「糸魚川」へ直通できたのは、3本のみ
・・・その1本に乗車出来たのは、本当に幸運でした
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「あずさ5号」からの乗換え・・・JR西日本の「キハ120形300番台」
通常は2両編成だそうですが、車両故障の影響でこの日は単行での運転
・・・混むかな?と心配しましたが、空席の方が多い乗車率でした
JR西日本が運行する「南小谷~糸魚川」区間では1日7往復の運転
「南小谷」発では、この日、始発が「沿線設備トラブル」で区間運休
10時4分発の2本目は運転されたようです(定時かは不明)
そして、今回、乗車したのが3本目
後日知ったのですが、4本目の14時43分発も運転されたようですが
その後、3本が「沿線設備トラブル」で区間運休
「南小谷」から「糸魚川」へ直通できたのは、3本のみ
・・・その1本に乗車出来たのは、本当に幸運でした
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20220122120526
1両なので、9両編成の「あずさ」の先頭ははるか先
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対岸に南小谷の集落が・・・。
駅の南側では対岸を走っていて、橋で渡ってきて
駅を過ぎると、また橋で対岸に戻る国道
一般的に駅前の入り口に1本の橋を分岐させれば費用面でも
有利だと思うのですが・・・。
駅のある辺りの対岸では上部に急傾斜地があり、
地すべりや雪崩を避けたのかもしれません
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20220122121335
「なかつ」駅ではありません
「なかつち」(中土)駅です
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「南小谷」駅を発車して・・・
狭い谷合を走るのかと想像していたら、意外と空が広がる風景
しかし次第に、西から「赤倉山~碑田山」の尾根が迫ってきて
一気に狭い渓谷沿いを走ることになります
地図中央部に見られる平地は、日本三大崩れのひとつ
「碑田山崩れ」が起きた際、「姫川」を堰き止めて、「長瀬湖」が出現
その天然ダム湖の水域に覆われた地域で、湖底として平に成らされた風にも見えます
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20220122122052
「北小谷」駅
高い所を走る橋は国道148号
この辺りの広い河原は、「碑田山崩れ」で出来た「長瀬湖」が決壊
大量の土砂が流出して、埋め立てられたのかも・・・。
実際に「姫川」では最深100mの谷が埋まり、
糸魚川市の河口まで土砂による被害を及ぼしたそうです
・
・
「碑田山」の北側が大崩壊した痕跡が地図上にも残っています
土砂は、浦川沿いに茶色の→方へ流れていき、「姫川」に流入・堰き止めて
「長瀬湖」が誕生・・・青い太線がその水域の最奥部だったそうです(大まかな図ですが)
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「なかつ」駅ではありません
「なかつち」(中土)駅です
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「南小谷」駅を発車して・・・
狭い谷合を走るのかと想像していたら、意外と空が広がる風景
しかし次第に、西から「赤倉山~碑田山」の尾根が迫ってきて
一気に狭い渓谷沿いを走ることになります
地図中央部に見られる平地は、日本三大崩れのひとつ
「碑田山崩れ」が起きた際、「姫川」を堰き止めて、「長瀬湖」が出現
その天然ダム湖の水域に覆われた地域で、湖底として平に成らされた風にも見えます
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「北小谷」駅
高い所を走る橋は国道148号
この辺りの広い河原は、「碑田山崩れ」で出来た「長瀬湖」が決壊
大量の土砂が流出して、埋め立てられたのかも・・・。
実際に「姫川」では最深100mの谷が埋まり、
糸魚川市の河口まで土砂による被害を及ぼしたそうです
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「碑田山」の北側が大崩壊した痕跡が地図上にも残っています
土砂は、浦川沿いに茶色の→方へ流れていき、「姫川」に流入・堰き止めて
「長瀬湖」が誕生・・・青い太線がその水域の最奥部だったそうです(大まかな図ですが)
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20220122122437
「北小谷」駅を発車して間もなく、突然、停車・・・。
前方を見ると、支柱に点いたオレンジ色のLEDライトが点滅しています
ライトの下には「土石流」と書かれた板・・・どうやら土石流が発生した際
警告を発する警報機のようです
運転士さんの車内放送で「この先で異常を知らせる信号が点灯していますが
これは予め、故障と確認されています」・・・と。
「(運転指令に)確認の上、出発しますので、しばらくお待ちください」
左側は「姫川」の広い河原ですが、右側は崖・・・時折、細かい雪が落ちてきて
車両の屋根や側面を擦る音が響きます
車両内に居れば安全と思っていましたが、もし雪崩が発生したら・・・と
静かな車内だけに逆に不安な気持ちに・・・。
確認が取れて、ゆっくりと発車
すると、右側の豪雪が掘り開かれた所にJR作業員さんがふたり・・・
よく信号の横にある銀色の大きなボックスを掘り出していたようです
朝から発生していた「沿線トラブル」とはこの事だったのかも
・
20220122122721
広い河原が広がっています・・・対岸とは500m以上、離れている感じ
この河原もダム決壊により、埋め立てられて出来たのかもしれません
そして対岸に見える「国道148号」の橋は平成7年に完成したそうです
その2年前に「7.11豪雨災害」が発生、あの橋の奥に合った、国道148号の
洞門(落石・雪崩防止用の防護用建造物)が押しつぶされたそうです
洞門の復旧は諦め、河原上に新たに橋を通したそうです
・
・
ピンクの太破線が洞門がある場所・・・現在も潰れたまま残されているそうです
さらに北上して「國界橋」では国道148号の旧道に初代の橋が架けられていましたが
「姫川」近くに2代目を架橋・・・バイパスとして機能しました
しかし、同じく「7.11豪雨災害」で橋桁ごと、流出
翌年12月、「蒲原沢土石流災害」(オレンジ円)が発生
3代目の橋の建設に関わる河川工事の作業員さん14名が死亡
平成10年に3代目の「國界橋」が完成(場所は2代目と同位置。橋のタイプを変更したそうです)
・
・
「國界橋」を過ぎて間もなく、
右岸側にある「真名板山でも大崩壊が発生、天然ダムが誕生したそうです
時代は1502年と大分、古いのですが
堰き止められて出来たダム湖は「中土」駅近くまで及んだそうです
「平岩」駅手前で「姫川」の右岸から左岸に移ります
丁度、県境が「姫川」になっていて、長野県から新潟県に移りました
・
20220122123248
「平岩」駅に到着・・・途中、停車した影響で3分遅れです
旅行当日も区間運休が続出した「糸魚川~南小谷」区間ですが、その前後でも
相当な運転抑止があったので、まとめてみました
・
・
20日、21日は大雪により西日本区間は全線、運転取り止め
22日より「沿線設備トラブル」が発生が始まり、回復したのは1週間後の29日の午後
しかし翌30日は、大雪で夕方まで運転見合わせ
この期間に松本から糸魚川へ抜けられたのは奇跡的です
後日、判明した「沿線設備トラブル」とは、ワイヤーの断線(切断)だったそうです
素人の考えですが、「土石流発生」との警告をした信号機に繋がるワイヤーが切断
(切れるという事が土石流の発生を意味しているのかもしれません)
豪雪と難所続きの路線で、その切断した場所を見つけるのに、時間がかかったのかもしれません
さらに2月に入っても、大雪で運転見合わせが頻発しているそうです
・
20220122123413
屋根の上の雪が分厚いです
この「平岩」駅周辺には「姫川温泉」の温泉施設が点在しているようです
・
20220122123440
「姫川」を渡り、右岸側に移ります・・・再び、長野県です
「姫川」を調べてみると、人の命に係わる大災害が
何度も発生している事、改めて再認識しました
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訪問日:2022年01月22日
つづく
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「北小谷」駅を発車して間もなく、突然、停車・・・。
前方を見ると、支柱に点いたオレンジ色のLEDライトが点滅しています
ライトの下には「土石流」と書かれた板・・・どうやら土石流が発生した際
警告を発する警報機のようです
運転士さんの車内放送で「この先で異常を知らせる信号が点灯していますが
これは予め、故障と確認されています」・・・と。
「(運転指令に)確認の上、出発しますので、しばらくお待ちください」
左側は「姫川」の広い河原ですが、右側は崖・・・時折、細かい雪が落ちてきて
車両の屋根や側面を擦る音が響きます
車両内に居れば安全と思っていましたが、もし雪崩が発生したら・・・と
静かな車内だけに逆に不安な気持ちに・・・。
確認が取れて、ゆっくりと発車
すると、右側の豪雪が掘り開かれた所にJR作業員さんがふたり・・・
よく信号の横にある銀色の大きなボックスを掘り出していたようです
朝から発生していた「沿線トラブル」とはこの事だったのかも
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広い河原が広がっています・・・対岸とは500m以上、離れている感じ
この河原もダム決壊により、埋め立てられて出来たのかもしれません
そして対岸に見える「国道148号」の橋は平成7年に完成したそうです
その2年前に「7.11豪雨災害」が発生、あの橋の奥に合った、国道148号の
洞門(落石・雪崩防止用の防護用建造物)が押しつぶされたそうです
洞門の復旧は諦め、河原上に新たに橋を通したそうです
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ピンクの太破線が洞門がある場所・・・現在も潰れたまま残されているそうです
さらに北上して「國界橋」では国道148号の旧道に初代の橋が架けられていましたが
「姫川」近くに2代目を架橋・・・バイパスとして機能しました
しかし、同じく「7.11豪雨災害」で橋桁ごと、流出
翌年12月、「蒲原沢土石流災害」(オレンジ円)が発生
3代目の橋の建設に関わる河川工事の作業員さん14名が死亡
平成10年に3代目の「國界橋」が完成(場所は2代目と同位置。橋のタイプを変更したそうです)
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「國界橋」を過ぎて間もなく、
右岸側にある「真名板山でも大崩壊が発生、天然ダムが誕生したそうです
時代は1502年と大分、古いのですが
堰き止められて出来たダム湖は「中土」駅近くまで及んだそうです
「平岩」駅手前で「姫川」の右岸から左岸に移ります
丁度、県境が「姫川」になっていて、長野県から新潟県に移りました
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「平岩」駅に到着・・・途中、停車した影響で3分遅れです
旅行当日も区間運休が続出した「糸魚川~南小谷」区間ですが、その前後でも
相当な運転抑止があったので、まとめてみました
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20日、21日は大雪により西日本区間は全線、運転取り止め
22日より「沿線設備トラブル」が発生が始まり、回復したのは1週間後の29日の午後
しかし翌30日は、大雪で夕方まで運転見合わせ
この期間に松本から糸魚川へ抜けられたのは奇跡的です
後日、判明した「沿線設備トラブル」とは、ワイヤーの断線(切断)だったそうです
素人の考えですが、「土石流発生」との警告をした信号機に繋がるワイヤーが切断
(切れるという事が土石流の発生を意味しているのかもしれません)
豪雪と難所続きの路線で、その切断した場所を見つけるのに、時間がかかったのかもしれません
さらに2月に入っても、大雪で運転見合わせが頻発しているそうです
・

屋根の上の雪が分厚いです
この「平岩」駅周辺には「姫川温泉」の温泉施設が点在しているようです
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「姫川」を渡り、右岸側に移ります・・・再び、長野県です
「姫川」を調べてみると、人の命に係わる大災害が
何度も発生している事、改めて再認識しました
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訪問日:2022年01月22日
つづく
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2022.02.12 ▲
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