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「久しぶりのほくほく線」のトップ記事は
こちら

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ほくほく線「超快速 スノーラビット」は「まつだい」駅を発車

高速運転を可能とするため、可能な限り直線区間が長い印象です

地図を見ると、角度のあるカーブがある箇所は「六日町」、「十日町」、「犀潟」・・・と
他の路線と接続する駅へ繋いだ区間だけなのが判ります
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構内には除雪車が留置されています

「スノータートルin雪山」企画では、ここで線路に雪をかける作業をしました

汗だくになって、雪を積んだ後、この除雪車にあっさりと除雪されたのに
それを喜ぶというマゾ的な企画でした(記事はこちら

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長さ9130mの「鍋立山トンネル」を抜けて「ほくほく大島」駅を通過します

この「鍋立山トンネル」、国内のトンネル工事史上、最も難しい工事だったそうです

それを示すように断面が1本のトンネルの中で7回、形状が変わっています
また超難関だった645mの間で使われた工法は16・・・。
その由縁で、「トンネル工法博覧会」とも呼ばれているそうです
この645m区間にかかった費用は145億円、1mの単価は2260万円・・・と。

工事期間も、途中、凍結期間(4年)を含めて、22年近くかかったそうです

まず難工事だった理由のひとつが可燃性ガスと石油類が湧きだしてきた事、
そして最大の理由が、「膨張性地山」・・・地圧が高くて、掘っても土砂が
押し出してくる現象が発生。ボーリングマシンで掘る速度より、
地山の押し出し速度の方が早くて、マシンが押し戻されたそうです。

さらにマシンを一旦、引き出そうとしたのですが、マシンがバックする速度より
地山の押し出し速度が早くて、マシンが操作不能に・・・。

そして、そのまま押し出されて、10日後には50m後退、
最終的には-100mと掘削開始地点に戻ってしまったそうです

この苦難の工事はNHKの特番でも取り上げられたそうです



鍋立山トンネル工事を解説されている動画がありました
実際の工事動画ではなく、解説のみですが、判りやすいです

私も当初、実際の動画が無ければ・・・と思って見たのですが
工事上のトラブルを例えを混ぜながらの解説で
状況がスルンと頭に入った気がしました

トンネル工事に興味がある方は是非、どうぞ・・・。

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「鍋立山トンネル」途中でピークを迎え、日本海側へ高度を下げていきます

同じ高架橋ですが、路盤の姿は様々です

この部分では側壁があるからか、降った雪は線路下の空間に
落ちる構造になっているみたい

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「深沢・霧ヶ岳トンネル」(5391m)を抜けて「虫川大杉」駅に到着しました
「超快速」の途中停車駅は、「十日町」、「まつだい」と、この「虫川大杉」のみです

交換した列車の2両目、ラッピング車両です
「大地の芸術祭ラッピング列車 DAICHI(だいち)号」だそうです

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1線スルーの主本線は、10両対応の長いホームです

副本線側のホームは2両対応なので、はるか先にちょびっと見えるだけ

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「うらがわら」駅を通過・・・
雪も消えて、山間地を抜けたような風景が広がってきました

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「大池いこいの森」駅を通過

この辺りから特徴的な高架橋が続きます
側壁も無く、作業員が通行する側道は網状に・・・いずれも降雪対策のようです

この側壁のある箇所は、高架下を道路が通っているために設置

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交通の便はよくありませんが、「星峠」、「蒲生の棚田」等、景勝地が多い地域

「蒲生の棚田」は、「スノータートルin里山」で訪れました(記事は
こちら

訪問日:2022年04月09日
つづく
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