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上空の雲は減ってきましたが
「南アルプス」が連なっている辺りだけ、覆われています
畑の先、一段高くなっているのは堤防のようです
写真の中央やや右の堤防土手が盛り上がったように見える付近で
「笛吹川」と「釜無川」が合流
ここより南(左)が「富士川」になります
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9時9分、「鰍沢口」駅に到着
この「鰍沢」の名称・・・淡水魚の鰍(カジカ)、または清流に住むという河鹿蛙(カジカガエル)が
住む沢が地名の由来と思ったのですが、この場所が「甲府盆地」内の流れを「富士川」に集めて
海に流す入口という意の地形表現の古語が由来とされているそうです
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新緑の時期・・・緑が鮮やかです
左岸側に山が迫り、路線は一旦、川から離れて内陸部に入っていきます
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窓がワイドなので、両側に緑が広がります
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9時16分、「甲斐岩間」駅に到着
駅付近は平地が広がっていて、
数本の川筋があるので、扇状地かとも考えましたが
大量の土砂を運ぶほどの川筋ではなさそう
「富士川」が運んできた土砂が堆積して平地が広がったように感じました
「富士川」はこの先、崖に挟まれた地形を流れるため、
身延線は再び、川から離れて、山間地に入っていきます
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西の方角には「南アルプス」がそびえている筈ですが・・・。
この「甲斐岩間」駅は、「芝川」駅以北で唯一、「富士山」の頂上が見える
「富士川」沿いの駅だそうです
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9時27分、「下部温泉」駅を発車
この「下部温泉」は松本清張氏の小説「波の塔」でも登場した温泉地
「波の塔」は1960年の映画化後、TVドラマでも8回放映(近くは2012年)
デートの地として「深大寺」が有名となり、「青木ヶ原樹海」が自殺の名所となる
きっかけになった作品でした
青年検事と人妻が下部温泉に出かけるが、台風直撃で身延線が不通となり
山中を歩いて、東海道本線沿線から帰京したが、それが露呈。
さらに、検事が担当した被疑者が、その人妻の夫だった事で
検事は解任され、人妻は青木ヶ原へ・・・といったストーリーでした
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「下部川」を渡ります
2014年の訪問時には「下部温泉」からバスに乗車・・・
富士五湖の「本栖湖」へ向かいました(その記事はこちら)
そのプランを思い立ったのが、高校生の頃のチャリ旅行
東京から軽井沢、清里と走り、ここから富士五湖へ上がるルート
そのルートを再び・・・チャリでは到底無理なので、電車・バスで辿る旅でした
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そして、その際、宿泊したのが、この「波高島」駅近くのユースホステル
チャリでしたので、駅付近の記憶は乏しいのですが、
ユースホステルから、列車が鉄橋を渡る音が聞こえた記憶は残っています
そのユースホステルは民間経営で、ほぼ民宿
一応、鉱泉という事で、早速、入浴
しかし夏のプールの水ほどの湯音・・・鉱泉なので低いのかな?と
メンバーたちと話していたら、宿のおかみさん、
「沸かすの忘れてた」・・・と。
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この「波高島」から「本栖湖」への道・・・いくつかのチャリ旅行の中で
個人的にはもっとも過酷な道でした
「波高島」駅付近の標高は204m、「富士・本栖湖畔」が914m、高低差は710m
同じ行程の中で登った「碓氷峠」、「野辺山」への上り・・・
またその後、旅行した「日光・いろは坂」より高低差は大きいのは確かですが
この時、真夏の快晴、さらに道路工事中で、途中から砂利道な上、
植栽整備中で日陰が全くない区間が連続
あとで知ったのですが「甲州いろは坂」とも呼ばれる区間があるそうです
・・・「ヘアピンカーブ」の連続地帯が確かにありました
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現在の地図では、「国道300号」にトンネル区間がかなりありますが、
これはバイパスとして新たに開通した区間
チャリ旅時は、川にそった旧道を走ったので、
道のりもさらに伸びていたと思います
今でも、この道は、一緒に走ったメンバーとの間で
「きつかった・・・」と話題になります
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訪問日:2022年05月22日
つづく
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