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「鍋立山トンネル」探検を終えて、「ほくほく大島駅」に戻ってきました

周辺には何も無いので、照明が灯されたトンネルが浮き上がるように映えてみえます

この後、4時10分に出発・・・まだ30分程、時間があるので
各自、自由にホームや線路上で写真撮影を・・・。

夜中とはいえ、営業線のホーム下やトンネルの中、レールの真ん中
・・・様々な場所を一般人が自由に歩き廻る絵図ってなかなか、無いものです

トンネルから出ると、ムシムシ感が・・・トンネル内はかなりの漏水があり、
湿度は高い筈ですが、気温が随分、低かったようです

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空が明るくなってきています

ただ、霧が出ているのか、山の上の方が霞んでいる感じです

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難工事だった「鍋立山トンネル」

長さ9116.5mのトンネル工事にかかった費用は299億2千万円
長さ10471.5mの「赤倉トンネル」の工事費用は約100億円だったそうです
トンネル延長は短いのに、費用は3倍近くかかっています

ちなみに長さ54kmの海底下の「青函トンネル」は工期が25年でしたが
「鍋立山トンネル」は21年かかりました・・・
如何に難工事だったのか数字でも想像が付きますね

そして、どうして困難な工事だったのか、興味沸きませんか?
(当時、工事の際中なのに
NHKのドキュメンタリー番組でも取り上げられました)

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「延長9k129m50」・・・9129.5mとなっていますが
抗口部分のスノーシェッドが含まれた長さだそうです

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列車を待つ間、トンネル探検に付き添って下さった、
設備保守担当(多分)の社員さんたちと世間話で・・・

この企画には今回の宿が手配された「らくらく宿泊コース」(6月24日)と
夜、集合、早朝解散の「弾丸徹夜コース」(7月1日)がありました

私は当初、徹夜コースを希望したのですが、朝4時40分の解散となっていて
「六日町駅付近に休憩を兼ねて朝食が取れる場所ってあるのですか?」と尋ねると

有るには有るけど、結構、離れた場所に牛丼屋さん」と、事前に調べた通りでした

「そうなると始発までずっと待つしかないですね」に
企画担当の社員さんが笑いながら「早朝にお客さんを放置しちゃうプランなんです

逆に保守担当の社員さんに「この後、宿に戻って一眠りですか?」と尋ねられて

「いえ、8時から朝食なので、朝風呂の後も起きていないと」に
キッツいプランですね~」と苦笑いされました

一晩、一緒だったからか、最後は和気藹々と談笑

今回のようなプランだと、企画担当の方との会話は当然、ありますが
現業の方々と笑いながら、お話させて頂くって、とても貴重な時に感じました

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背後に急傾斜が迫っているので
トンネル抗口周囲には強固な柵が設置されています

落石、倒木、地滑り、雪崩等、かなりハードな危険を想定しているようです

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覆っていた雲なのか、霧なのか・・・
少し晴れてきて、遠方の山の姿が見え始めてきました


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「犀潟(さいがた)」方面から入線

先ほど談話した保守担当の社員さん方はホームに残るようで、挨拶を・・・。

この後も始発の運転時間まで、施設の点検作業を行うのでしょうか?


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車内に入り、シートを転換・・・「六日町」方面を向いて座ります

アナウンスで「シアターを始めます。子守歌を聴きながら到着までゆっくり休んでください」と・・・。

「ゆめぞら」は天井をスクリーンにした車両、トンネル内で放映されます
定期列車では、日曜日に2往復が運行されているようです


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ウトウトし始める参加さんが大勢なのですが、私はなぜか眠くなくて・・・

実車で、この映像は不要だよってお客さん用に
乗降ドア近くの席は通常の照明が照らされています


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結構、派手な音楽もあって・・・コレじゃ眠れないのでは?

通常運行では、景色が見えないトンネル内での放映ですが
サービス?で地上区間でも流してくれました


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「薬師峠トンネル」を進行中

途中、薬師峠信号所の分岐器通過の音が聞こえます


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途中駅は通過して、走行中

現在は普通列車のみになってしまいましたが、
かつての快速並みのダイヤです

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「薬師峠トンネル」(6199m)を抜けると「信濃川」を渡ります

6月25日の新潟県の日の出の時刻は4時23分
・・・丁度、日の出の時刻でした

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自席の窓は柱が邪魔しているので、先頭部に移って撮りたかったのですが
ゴソゴソ動くと寝ている方の邪魔になりそうで・・・
躊躇していたら、再びトンネルの中へ。

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車窓に「十日町の」街並みが広がっています

右カーブをして「しんざ駅」を通過し、夜中に歩いた「赤倉トンネル」に突入します

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早朝から頭上でイルカが跳ねています

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「赤倉トンネル」内で「美佐島駅」、「赤倉信号所」を高速で通過

「赤倉トンネル」を抜けて「魚沼丘陵駅」も通過します
トンネル突入前と異なり、雲が広がっています

またもや「八海山」は雲に隠れています

訪問日:2023年06月24~25日
つづく(全21回)
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