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ほくほく線に乗り鉄です
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JR直江津駅に停車中の北越急行ほくほく線の電車

ほくほく線の起点は「犀潟(さいがた」駅ですが、
殆どがJR信越本線「直江津」駅まで乗り入れています

ほくほく線は北陸新幹線開業前までの関東~北陸を繋ぐ主要経路でした
・・・上越新幹線の「越後湯沢」から「金沢」への特急が13往復、運転されていました
(越後湯沢-金沢261.4kmを最速2時間33分、
表定速度102.5km/hは在来線で日本一でした)

開業後、その特急は全て廃止
自社で所有していた特急車両もJRに譲渡だとか
・・・このほくほく線の将来が心配です

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乗車したのは12時24分発、「十日町」駅行き普通電車・・・2両編成
大きな固定窓で車内が明るいです
ホームの混雑とは裏腹に、車内は空いていました
当初、このほくほく線も新幹線開業で大きな影響を受けるので
鉄道ファンが集まるのかと心配していたのですが、そうでもなさそう
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「直江津」駅を発車するとすぐに「関川」を渡ります

この「関川」、長野県との県境の「妙高高原」駅付近から
ずっと信越本線に沿って流れていました。
この河口近くでは幅200mを越える大きな川になっています

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JR信越本線を90km/h前後の軽い走りで駆け抜けて、6分ほどで
「犀潟」駅(標高6m)に到着しました(JR線内は無停車)

ここから分岐して、ほくほく線に入って行きます

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「ほくほく線」は起点の「犀潟」駅と終点の「六日町」駅近くのJR線との
併走部分にそれぞれ1箇所の踏切があるだけで、あとは立体交差になっています
・・・「犀潟」駅を発車すると見通しの良い高架橋を快走、頸城平野が広がります

車窓左側、田畑の先に秀麗な山が見えます
上越市と柏崎市の市境にそびえる「米山(よねやま)」(標高993m)です

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12時36分、「犀潟」駅の次、「くびき」駅で途中下車をします
高架のホームからは「米山」が正面に見えます

ほくほく線では普通電車も最高速度110km/hで走ります
1時間に1本走る特急電車が時速160km/で
追いかけてくるので必死に逃げないとなりませんし、
単線なので、向かい側から来る特急電車が待たないように
交換設備のある(すれ違いが出来る)場所へ辿りつかないとなりません

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標高7mの「くびき」駅・・・海近くの「犀潟」駅とほぼ同じ標高

くびきは「頸城」をひらがな表示に、お隣の「犀潟」同様、
難読だし、なかなか書けない漢字です

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ホームから「米山」をズーム

午前中より雲が広がってきていて、霞んでいます
この駅で途中下車したのは、変わった駅舎と特急電車の通過シーンを見るため

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特急電車の通過まで30分ほどあるので、駅の外に出ます

駅舎の入口側は卵を半分にカットしたような形
雪が積もりにくくしたのでしょうか

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裏側から見ると、宇宙人(といっても見た事ありませんが)の顔みたい
この駅、「珍駅巡礼」という本で知りました

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駅舎の中からホームへ通じる出入口の上には
俳優・画家の片岡鶴太郎氏の書の駅名看板
(片岡鶴太郎氏の書による駅名看板は全駅に設置されているそうです)

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駅舎の内部・・・ドーム部が待合室になっています
真っ黒に塗られた中、
外で、宇宙人の目に見えた部分は屋内で見るとまさに目の形
天井部には不思議な飾り物が・・・

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再び、ホームに上がってきました
降車時とは別の副線側のホームです

鉄道路線でよく見かけるのが、左側通行ですが
ほくほく線では、通過列車は上下、関わりなく直線側を走行します
極力、スピードを落とさずに走る・・・信号機には特急の
最高速度「160(km)」が掲示されています

この付近はずっと高架橋ですが、側壁がありません
高架橋の上に雪が溜まらないようにした対策なのだとか。
また側壁設置部分は線路の下を吹き抜けにして
線路上に雪が積もらないようにしているそうです

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特急電車の通過予定は13時10分頃
まず「越後湯沢」駅行き「はくたか11」号
その10分後に、「金沢」駅行き「はくたか10号

まだ20分ほどあって手持ち無沙汰
ホームの外を見ると、あの駅舎が・・・
こちら側には住宅が建ち並んでいて、球体の駅舎が異様な雰囲気
民家と比べると意外と大きな建物です

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「直江津」行き普通電車が到着しました

車体に「ゆめぞら」と書かれています
土日の運行では、トンネルに入ると天井に映像が映されます

この電車が、直江津まで行き、再び戻ってきたら乗車します・・・
まだ30分以上先

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越後湯沢方面行きの信号機に
上下2つの青が点灯されています
通常の青ひとつの信号に追加する事で、
160km走行の許可を意味しています

この現示があると、間もなく特急電車がやってきます

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訪問日:2015年3月07日
つづく
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