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ほくほく線に乗り鉄です
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北越急行ほくほく線「十日町」駅に停車中

まず、「金沢」駅行き特急「はくたか16」号を送り出します
さらにこの後に来る「直江津」駅行き普通電車待ちで・・・14分の停車
先の駅で交換すれば、と思うのですが、そうすると直江津行き電車が
まつだい駅での特急電車の退避に間に合わなくなるから
運行本数が少なくても、色々影響が出てしまうようです

この「十日町」駅は、ほくほく線の他に、JR飯山線が接続・・・
長野県長野駅から新潟県の越後川口駅を結んでいます
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高架橋越しに駅東側を見下ろしてみると・・・
こちらが町の中心街なのでしょうか?アーケード街が見えます
道路に積雪は無さそう・・・

こちら側の高架下にJR飯山線の「十日町」駅ホームがあるそうです
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でも、駅の西側を見てみると・・・車高より高い積雪です

左側の像?
藤巻秀正氏作「大地の響」というモニュメントだそうです・・・高さ10m
奥に広がる山地が、今、抜けてきた「関田山地」だと思います
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対向の普通列車が到着しました
また「ゆめぞら」編成です・・・しょっちゅう見る感じ
16km離れた「六日町」駅で先ほどの特急電車の発車後
すぐに追いかけてくるダイヤ・・・10分差で到着はかなりの俊足

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16時14分、「越後湯沢」駅行き普通電車が発車します

駅前を離れ、家がまばらになると豪雪が目立ちます
1階部が雪に埋没してしまったような家も見えます

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JR飯山線をオーバークロスして、ほくほく線は右カーブ
・・・南東方向へ、魚沼丘陵へ入って行きます

JR飯山線は、信濃川に沿って、上越線との接続駅「越後川口」駅へ向かいます
・・・「越後川口」駅までは30分前後

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2分で次の駅「しんざ」駅(標高165m)に到着

十日町-しんざは駅間距離が1.5km
・・・ほくほく線内で一番短い気がします
ホーム先端にはトンネルの入口が開いています

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「しんざ」駅停車中の車窓
地平に下りてくると、豪雪がはっきりします
下にガードレールがあるので、道か広場があるようです

この「しんざ」、所在地は「十日町新座甲288-4」
漢字名で「新座」とすると埼玉県にある武蔵野線「新座(にいざ)」駅と
混乱するために、ひらがな表記にしたそうです

ここからトンネルに入ります
長さ10.472kmの「赤倉トンネル」・・・自動車道も含めた
日本のトンネルで長さ23位という微妙にスゴいトンネルです

トンネルの中には「美佐島(みさしま)」駅(しんざ駅から2.2km地点)と
列車交換のための「赤倉信号所」(美佐島駅から3.7km地点)が設けられています

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「しんざ」駅から約3分、「美佐島」駅に着きました
トンネル駅です

乗車客が結構、居ますね・・・皆さん全員、鉄道ファンの筈

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ホームと地下待合室の間には電動防風扉が設置されています

この「美佐島」駅・・・鉄道ファンには随分昔(1997年以降)から有名な駅です

トンネル駅は他にも何カ所かありますが、
単線のトンネルを最高速度160km/hの列車が通過

危険を伝える構内アナウンスと一瞬の通過、
そしてその後、延々と続く風切り音
動画サイトでも、数多く紹介された場所です

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ホーム部と地上駅舎を繋ぐ階段・・・ホームは地下10.1mの位置だそうです

階段を上っているのは、北越急行の会社の方・・・
廃止前に多くのファンが集まるようになったので
案内&安全確保のために配置されたようです
(ごくろうさまです)

この階段と地下ホーム前室の間にも電動防風扉が設置されています
ホーム側防風扉が開く(電車運転士さんがリモコン操作)時は
この階段側の防風扉は開きません

駅建設中、扉にガラス未装備状態の時に、140km/hで
通過走行をさせたら、階段で風速24m/sを記録
さらに完成検査時、2枚の防風扉を開いたままで通過試験をさせたところ
風圧で地上待合室の窓が吹き飛び、命綱をつけたマネキンの衣服がちぎれたとか
なので、厳重に対策が施されるようになったそうです

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ホーム前室に設置されている「列車運行案内」
バス停でも見かける事のある、位置表示器です

ただ、左端の「直江津」から右端の「越後湯沢」の距離は84.2km
1駅の平均距離が6.5km弱もあるので
列車を示すアイコンの動きがとっても遅いです

それでも、赤いアイコンの特急が白い普通電車を追い抜く状況も表示されるし
単に時刻表を見ているよりは面白いですね

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「美佐島」駅
以前から訪れてみたいと思っていて、やっと実現・・・
でしたが、実際はかなり不安を感じていました

この乗り鉄の旅の10日ほど前、朝のNHKニュース
この美佐島駅を特集したのです
番組では、雪の中、日本各地から集まるファンの様子と
実際に特急の通過時シーンも放送
独特の風切り音に対して、アナウンサーのコメントまで加えて
・・・ファンの注目が一気に上がってしまう内容でした

なので、廃止1週間前の土曜日となると、相当混雑するのではと危惧
日帰り客が訪れにくい(帰路に不便な)時間帯で、
なるべく特急が多く通過する時間帯・・・という事でプランを見直し
夕方16時19分~18時28分としてみました

結果、同時に滞在した人は私を含めて4人
ホーム前室も混雑なく、各自撮影できたようです


0:32・・・電車がトンネルに入り、風音が始まります
1:39・・・・・・電車が通過、風切り音が鳴り続きます
3:36・・・風切り音が一旦、停止。信号所通過中?
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美佐島駅と魚沼丘陵駅の間に列車交換のための信号所があります
複線区間でトンネル空間が広くなっているため、
この区間を列車が通過する際、風圧が一旦弱まります

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もう少し、「美佐島」駅に滞在します

訪問日:2015年3月07日
つづく(全16回)
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